注目のスタートアップ

ワイヤレスイヤホン型集音器「Olive Smart Ear Plus」を展開する「Olive Union」が11億円超調達

company

2023年7月11日、株式会社Olive Unionは、総額11億円超の資金調達を実施したことを発表しました。

Olive Unionは、「聞こえ」の問題を解決するプロダクトを企画・開発しています。

2021年7月から、ワイヤレスイヤホン型集音器「Olive Smart Ear Plus(オリーブスマートイヤープラス)」の販売を開始し、2023年の冬には次世代型補聴器「Olive MAX(オリーブマックス)」の発売を予定しています。

「Olive Smart Ear Plus」は、イヤホン型の集音器です。店舗に行くことなく、スマートフォンで音声調整ができる点を特徴としています。

今後、日本・米国でのマーケティングを強化するほか、「Olive MAX」をはじめとする新製品・サービスの開発を加速します。


聴力は加齢に伴って徐々に低下することはよく知られており、加齢によって生じる聴覚障害のことを老人性難聴あるいは加齢性難聴と呼びます。

日本は高齢化が進展しており、今後も高齢者の増加に伴い老人性難聴が増加することが予測されています。

老人性難聴の進行状況は個人差が大きく、40代で補聴器が必要なレベルになる人もいれば、80代でもほとんど聴力が低下しない人もいます。

聴力は日常生活において重要な感覚のひとつであり、これが障害されることでQOLの低下を引き起こします。

こうした衰えた聴力を補うため、使用者の聞こえ方に応じて音を調整・増幅させ、聞こえやすさを向上させる機器である補聴器が利用されています。

しかし日本では補聴器の視聴率が低迷しているという課題があります。その理由としては、補聴器の価格が高価であること、症状や用途に合わない商品を購入してトラブルになるケースが多いこと、調整のために定期的に店舗に行かなくてはならないことなどが挙げられます。

集音器は補聴器と同じように聞こえやすさを向上させる機器ですが、補聴器と異なり、医療機器ではありません。そのため利用にあたってカウンセリングやテスト装着などを必要とせず、家電量販店などでも購入できるという利便性があります。

Olive Unionは、スマートフォンで調整ができるイヤホン型集音器により、聞こえの問題解決に取り組んでいます。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

動画マーケティングなどの「エビリー」が2.5億円調達
2019年12月23日、株式会社エビリーは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 YouTubeを中心とする動画プラットフォーム上のデータベース・分析ツール「kamui tr…
会話AIエージェントを開発する「エキュメノポリス」が2.5億円調達
2025年3月10日、株式会社エキュメノポリスは、総額2億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エキュメノポリスは、言語学習支援サービス「LANGX(ラングエックス)」を開発・提供して…
解体工事の一括見積もりWebサービス「くらそうね」運営の「クラッソーネ」が8億円調達
2020年12月14日、株式会社クラッソーネは、総額約8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 解体工事の一括見積もりWebサービス「くらそうね」や、解体工事向け営業支援システム「くらそうねbi…
乳幼児向けD2Cライフスタイルブランド「the kindest」を展開する「MiL」が5.5億円調達
2023年1月13日、株式会社MiLは、総額5億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 MiLは、D2Cライフスタイルブランド「the kindest(カインデスト)」を展開しています…
スキマバイトサービス運営の「タイミー」が「KDDI open innovation fund」から資金調達
2021年8月30日、株式会社タイミーは、KDDI Open Innovation Fund 3号(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)と投資契約書を締結し、KDDI株式会社との業務提携の検討を目的…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集