【東京都】令和5年度第2回「創業助成事業」補助金

subsidy

東京都および公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度第2回「創業助成事業」の募集について発表しました。

都内開業率を2030年度に12パーセントまで向上させる政策目標の達成に向け、都内創業予定者等に対し、創業初期に必要な経費の一部を助成する「創業助成事業」を実施しています。

助成対象者

都内創業予定者または創業して5年未満の中小企業者等。

申請要件

主な申請要件
・TOKYO創業ステーションの事業計画書策定支援の終了者
・インキュベーション施設運営計画認定事業の認定施設の入居者
・東京都及び都内区市町村が行う創業を対象とする制度融資利用者
・都内区市町村で認定特定創業支援等事業(産業競争力強化法)による支援を受けた方

対象事業要件

都内に本店または主たる事業所等を有し、活動を行う事業等。

助成率

助成対象経費の3分の2以内。

助成限度額

300万円。


2020年の国内の開業率は5.1%であり、廃業率は3.3%と報告されています。

一方、米国(2019年)の開業率は9.1%であり、廃業率は8.5%です。また、英国(2020年)では開業率が11.9%で廃業率が10.5%となっており、日本よりも企業の入れ替わりが盛んであることがわかります。

国内の開業率が上昇しない原因としては、起業のリスクが高いことが挙げられます。そのため、政府や自治体は近年、積極的に創業支援に取り組んでいます。

創業支援のなかでも助成金は、直接的な資金援助が受けられるため、創業期の企業にとっては大きな助けとなります。さらに、融資などと異なり返済の必要がないため、創業者にとっては重要な資金源となっています。

「創業助成事業」では、申請要件として特定の創業支援事業の利用が必要ですが、この要件のハードルは高いものではありません。たとえば、「女性・若者・シニア創業サポート事業」や「東京都中小企業制度融資(創業融資)」の融資を受けることでも要件を満たすことができます。そのため、幅広い創業者が利用できると考えられます。

また、「TOKYO創業ステーション」などでのプランコンサルティングを受けることでも要件を満たすことができます。これらの特定の創業支援事業は、有用な支援を提供しているため、自身のニーズに合った支援を見つけるためにも、このリストを参考にすることをおすすめします。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金活用や申請のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」も提供しています。こちらもご活用ください。

また、企業では補助金以外にも融資や出資などによって資金を調達することも重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資、クラウドファンディングなど、さまざまな資金調達のノウハウを解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 創業 創業助成事業 創業支援 助成金 東京 東京都 補助金 起業 開業
詳細はこちら

令和5年度第2回 創業助成事業募集のお知らせ

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「IT導入補助金2023」締切日のご案内
「IT導入補助金2023」に関するご案内です。 「IT導入補助金2023」は、さまざまな経営課題を解決するためのITツール導入を支援するための補助金です。 目的に応じた5つの枠組みから補助金を申請でき…
「観光地・観光産業における人材不足対策事業」補助金
観光庁は、「観光地・観光産業における人材不足対策事業」の公募について発表しました。 今後さらなる増加が見込まれる観光需要を着実に取り込み、旅行者数・旅行消費額等を増加させ、観光立国を実現するため、受け…
「神戸市」がオーダーメイド型起業家支援事業「グローバル・メンターシップ・プログラム」を開始
2021年8月27日、神戸市は、オーダーメイド型起業家支援事業「グローバル・メンターシップ・プログラム」を8月26日から開始したことを発表しました。 「グローバル・メンターシップ・プログラム」は、次代…
「地域デジタル基盤活用推進事業」 計画策定支援・実証事業・補助金
総務省は「地域デジタル基盤活用推進事業」について発表しました。 「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、地方公共団体等によるデジタル技術を活用した地域課題解決の取り組みを総合的に支援するものです。…
「地域観光新発見事業」補助金 地方誘客を目的とした観光コンテンツの磨き上げ・販路開拓・情報発信を支援
「地域観光新発見事業」のご案内です。 地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集