注目のスタートアップ

発汗センシング技術を用いた発汗計の開発・販売を行う「スキノス」が資金調達

company

2023年7月3日、株式会社スキノスは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社と長野県が連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」です。

スキノスは、精神性発汗と温熱性発汗の両方を高感度・高精度で計測できる独自の発汗センシング技術を有する信州大学発ベンチャー企業です。

独自の発汗センシング技術をコアに、発汗計を中心とする生体計測機器・研究機器の開発・販売を手がけています。

2023年7月現在、熱中症対策用ウェアラブルデバイスの開発や、自動車運転中の眠気を検知する仕組みを開発しています。


発汗は、医療の現場で生体の自律神経機能を評価する指標のひとつとして用いられるほか、医学、心理学、工学、社会学などさまざまな領域の研究で利用されています。

また、発汗は、事故などの危険に遭遇しそうになった時の精神的な緊張などによって生じる精神的発汗と、体温を一定に保つための温熱性発汗にわけられます。

精神的発汗をモニタリングできれば、精神の状態を把握・可視化でき、温熱性発汗をモニタリングできれば、身体の状態を把握・可視化できると考えられ、その研究も行われています。

スキノスの発汗計は、発汗量の変化を連続的かつ高精度に測定できるという世界的にも独自の計測器です。

現在は、培ってきた技術を活用し、熱中症対策のためのウェアラブルデバイスの開発や、運転中の眠気を検知する仕組みを開発するなど、応用を進めています。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ウェアラブルデバイス スキノス センシング技術 フューチャーベンチャーキャピタル 信州SSファンド 株式会社 熱中症 発汗 発汗計 眠気 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

LINEで完結するオンラインショップ「BuyChat」を提供する「Chai」が1.7億円調達
2023年8月9日、株式会社Chaiは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Chaiは、LINEで完結するオンラインショップ「BuyChat」を提供しています。 接客・決済…
ビジネス文書のオンライン受取・電子保存サービス「sweeep Box」がリリース
2022年5月18日、sweeep株式会社は、新サービス「sweeep Box」を正式に提供開始したことを発表しました。 「sweeep Box」は、ビジネス文書のオンライン受取と電子保管に特化したサ…
習慣化アプリ「Keeep」運営の「LAETIA」が資金調達
2021年5月27日、株式会社LAETIAは、資金調達を実施したことを発表しました。 本気の人のための習慣化アプリ「Keeep」を運営しています。 お金を無駄にしたくないという人間の心理を利用し、お金…
帰らない日は家賃がかからない家「unito」展開の「Unito」が1.2億円調達
2022年1月19日、株式会社Unitoは、総額約1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 帰らない日数分の家賃が差し引かれる料金システム“リレント”を採用した住宅サービス「unit…
自動接客ツール「anybot」開発・運営の「エボラニ」が3.4億円調達
2022年2月21日、エボラニ株式会社は、総額3億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 自動接客ツール「anybot(エニーボット)」を開発・運営しています。 接客用のチャットボット…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集