令和3年度補正予算「事業承継・引継ぎ補助金」(5次締切)の補助事業者が採択

subsidy

中小企業庁は、2023年度(令和4年度)補正予算「事業承継・引継ぎ補助金」(5次締切)について、補助事業者を採択し公表したことを発表しました。

五次締切日

2023年5月12日(金)

採択件数

478件(うち、経営革新事業:186件、専門家活用事業:275件、廃業・再チャレンジ事業:17件)


ほとんどの国内企業は中小企業であり、その半数以上が60歳以上の経営者によって運営されています。

経営者の高齢化に伴い、年齢を理由とした経営者の引退が増加しています。失われてしまう経験や経営資源、雇用を守るためには、次世代の経営者に引き継ぐ必要があります。

しかしながら、中小企業庁の「2021年版 中小企業白書」によれば、60代の経営者の後継者不在率は48.2%、70代では38.6%、80歳以上では31.8%に達しています。

このように、後継者のいない企業が高齢の経営者を抱えているケースも少なくないため、具体的な対策が必要です。

この後継者不足は深刻な問題として広く認識されており、政府・自治体・企業などが取り組みを進めています。

これらの取り組みの成果として、後継者不在率は2017年をピークに減少しています。

「事業承継・引継ぎ補助金」は、事業の承継やM&Aをきっかけに新たな挑戦をする買い手・売り手の両方を支援するための補助金です。

事業を引き継ぐ側(買い手)は、事業の再構築、設備投資、販路開拓、M&A時の専門家の活用などで補助金を利用することができます。

事業を譲る側(売り手)は、M&A時の専門家の活用や、M&Aが実現できなかった場合の事業の廃業や再チャレンジなどで補助金を活用することができます。

M&Aが成立しなかった場合でも利用できるため、事業承継やM&Aを検討する企業にとって魅力的な補助金と言えます。

事業の継承は、起業の一つの方法として注目されていますが、ゼロからの起業とは異なるノウハウが必要です。創業手帳では、無料の創業コンサルティングを提供しています。また、起業家や専門家の経験を基にした起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」も無料で提供しています。ぜひご活用ください。

また、事業承継後は経営発展のために資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ M&A 事業承継 事業承継・引継ぎ補助金 助成金 引き継ぎ 補助金
詳細はこちら

中小企業生産性革命推進事業「事業承継・引継ぎ補助金」(五次締切)の補助事業者を採択しました

事業承継手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

システム伴走型顧客獲得プラットフォーム「mycsess」運営の「YZ」が1億円調達
2022年6月6日、株式会社YZは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 YZは、システム伴走型顧客獲得プラットフォーム「mycsess(ミクセス)」を運営しています。 従業員20名以下…
令和5年度「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」補助金
農林水産省は、令和5年度「産地生産基盤パワーアップ事業のうち園芸作物等の先導的取組支援」の公募について発表しました。 輸出の拡大や新型コロナウイルス感染症の拡大を契機とした家庭内消費の拡大、輸入品から…
【8月05日】起業家むけ「気になるニュース」まとめ
8月5日のニュースの中から、起業家がチェックしておきたいニュースをまとめました。 経産省、宇宙人材の再雇用を促す仕組みづくりに乗り出す 経産省がJAXA(宇宙航空研究開発機構)や大学と組み、宇宙産業関…
【東京都】「私募債を活用した脱炭素化企業の取組支援事業」補助金
2023年7月31日、東京都は「私募債を活用した脱炭素化企業の取組支援事業」について発表しました。 中小企業等の脱炭素化への取組の推進と脱炭素社会の実現に向けた機運醸成のため、金融機関と連携し、脱炭素…
「最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業」
「最低賃金引上げに向けた中小企業・小規模事業者への支援事業」のご案内です。 事業場内最低賃金の引上げに取り組む中小企業・小規模事業主に対して業務改善助成金による生産性向上の支援を行っています。 対象者…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集