「ボイスアップラボ」がChatGPTのプロンプトをアプリ化して公開できる「AIプロンプトアップス」をリリース

tool

2023年6月16日、ボイスラップラボ株式会社は、新サービス「AIプロンプトアップス」をリリースしたことを発表しました。

「AIプロンプトアップス」は、ChatGPTなどの生成AIのプロンプトをGUIアプリに変換して利用できるようにするWebサービスです。

公開時点で100種類以上のオフィシャルアプリが登録されており、ユーザーはすぐにアプリを利用することができます。オフィシャルアプリには、SEO対策、メール作成、SNS系、レポート作成、ブログ作成、プレスリリースなどがあります。

アプリ作成においては、手持ちのプロンプトに簡単なマークアップ(VPML)を挿入することで、簡単にアプリを作成し、公開することができます。


近年、画像生成AIであるStable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)や、OpenAI社のAIチャットボット・ChatGPTの流行により、生成AI(Generative AI)が急激に注目されています。

生成AIとは、人間によるテキストなどの命令によって、絵・文章・音などを生成するAIのことです。

たとえば、ChatGPTは、自然文による命令により、質問への回答、テキストの要約、企画書・小論文の執筆、プログラミングなど、幅広いタスクを高精度に行ってくれます。

これまでもAIはさまざまなタスクを自動化したり効率化したりしてくれましたが、特定の動作をするAIを構築したり命令したりするには、プログラミングの知識が必要でした。

しかしChatGPTなどの生成AIは、私たちが普段利用する文章でAIにやってほしいことを命令できるため、AI活用を民主化するものであるともいえます。

この生成AIへの命令のことをプロンプトといいます。たとえばChatGPTでは、「以下の文章をビジネスメールにして」「〇〇についてまとめて」「〇〇って何?」「新しく飼う犬の名前をつけて」など、質問や命令の文章がプロンプトです。

このプロンプトの質を高めることで、より複雑で特定のタスクに特化したツールとして利用できるようになります。すでにインターネット上にはさまざまなプロンプトが公開されており、生成AIの活用が広がっています。

「AIプロンプトアップス」は、こうしたプロンプトをアプリとして利用・公開できるサービスです。これにより、自然文によって誰でもAIが利用できるというところから、自然文によって誰でもアプリを開発できる、という世界が実現されます。

AIは、ビジネスの世界においてはこれまで非効率的だった業務を大幅に効率化するなど、大きな革新をもたらしています。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

また、システムの整備においては資金調達が必要となることもあるでしょう。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 便利なサービス
関連タグ AI AIプロンプトアップス ChatGPT Webサービス アプリ プロンプト ボイスラップラボ 大規模言語モデル 生成AI
詳細はこちら

ChatGPTのプロンプトをアプリ化して公開できる「AIプロンプトアップス」が、100種類以上のアプリとともにリリース!

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

便利なサービスの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

インフラ点検ロボットを開発する「オングリットホールディングス」が「ウイングアーク1st」と資本業務提携
2023年2月8日、オングリットホールディングス株式会社は、ウイングアーク1st株式会社と資本業務提携を行うことで締結したことを発表しました。 オングリットホールディングスは、橋梁・コンクリート構造物…
BtoB後払い決済の「Paid」が与信審査にAIを導入へ
株式会社ラクーンは「Paid」において自社開発AIによる与信審査を年明けを目途に開始することを発表しました。 「Paid」は、BtoBの取引において掛売り決済をかんたんに導入できるサービスです。 与信…
AIデバイス設計サービス「TAI Compiler」開発の「Tokyo Artisan Intelligence」が8,600万円調達
2021年2月24日、Tokyo Artisan Intelligence株式会社は、総額8,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エッジ・デジバイスにAIのの学習を含めて簡単に実装でき…
暗号資産/ブロックチェーン事業や証券取引管理システム事業などを展開する「テコテック」が6億円調達
2022年8月26日、株式会社テコテックは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 テコテックは、暗号資産/ブロックチェーン事業、証券取引管理システム事業、決済認証事業を展開しています。…
「アイポア微粒子分析ソリューション」などを手がける「アイポア」が2億円調達
2023年7月31日、アイポア株式会社は、約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社です。 アイポアは、AIとポア計測技術により、革新的な検査製品…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集