「IT導入補助金2023 デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型)」

subsidy

2023年6月6日、「IT導入補助金2023 デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型)」の募集要項が発表されました。

商流一括インボイス対応類型

種類 商流一括インボイス対応類型
補助額 ITツール
(下限なし)~350万円
機能要件 インボイス制度に対応をした受発注の機能を有しているものであり、かつ取引関係における発注側の事業者としてITツールを導入する者が、当該取引関係における受注側の事業者に対してアカウントを無償で発行し、利用させることのできる機能を有するもの
補助率 中小企業・小規模事業者等:2/3以内
その他の事業者等:1/2以内
対象ソフトウェア インボイス制度に対応をした受発注の機能を有している、クラウド型ソフトウェア
賃上げ目標 なし
補助対象 クラウド利用料(最大2年分)

交付申請は、2023年6月20日(火)から受付を開始する予定であり、締切日は2023年7月10日(月)17:00の予定です。

その他の申請受付中の枠

「通常枠(A・B類型)」:2023年7月10日(月)17:00(3次締切分)
「セキュリティ対策推進枠」:2023年7月10日(月)17:00(3次締切分)
「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)」:2023年6月20日(火)17:00(4次締切分)


国は2023年10月からインボイス制度(適格請求書)の運用を開始することを発表しており、企業ではインボイス制度に対応するための体制を構築することが求められています。

インボイス制度は、売手が買手に対し正確な適用税率や消費税額を伝えることを目的としています。2019年10月から消費税が複数税率になったことで経理が煩雑となり、これに伴うミス・不正を防止するためにインボイス制度は導入されます。

インボイス制度が開始されると、現行の「区分記載請求書」に、登録番号、適用税率、消費税額等の記載が追加されます。

従来は記載事項がすべて記載されていればすべて仕入税額控除が可能でしたが、インボイス制度開始後は、認定された事業者のみが発行できる「適格請求書」のみが仕入税額控除を受けられる対象となります。

そのため仕入税額控除を受けたい場合は、適格請求書発行事業者として登録する必要があるほか、これまでよりも複雑で正確な請求書を発行し、さらにそれを一定期間保管する必要があります。

IT導入補助金「デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型)」は、このインボイス対応に特化した枠として新たに設けられたものです。

取引関係における発注者が、インボイス制度に対応した受発注ソフトを導入し、受注者である中小企業・小規模事業者などに対してアカウントなどを供与した場合に補助金による支援を行うものです。

これにより、中小企業・小規模事業者などの労働生産性の向上と、インボイス制度への対応を促進することを目的としています。

創業手帳が無料で送付している「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」もリリースしました。こちらもご活用ください。

また、シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「創業手帳」や、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

カテゴリ 公募
関連タグ IT導入補助金2023 インボイス インボイス制度 デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型) 助成金 商流一括インボイス対応類型 補助金
詳細はこちら

IT導入補助金2023デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型)

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「地域観光新発見事業」補助金 地方誘客を目的とした観光コンテンツの磨き上げ・販路開拓・情報発信を支援
「地域観光新発見事業」のご案内です。 地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫…
「物流脱炭素化促進事業」補助金 6/16締切
国土交通省は「物流脱炭素化促進事業」の公募開始を発表しました。 物流施設において再エネ関係施設を整備し、一体的かつ効率的にエネルギー共有を行うことにより物流事業全体の脱炭素化を図る事業に補助金を交付し…
「事業復活支援金」申請期間が6/17まで延長 差額給付の申請受付も開始
「事業復活支援金」の申請期限が、2022年6月17日(金)まで延長されました。 「事業復活支援金」は、新型コロナウイルス感染症影響により、売上が大きく減少している中小法人等・個人事業者等の事業の継続・…
「人材確保等支援助成金(派遣元特例コース)」
厚生労働省は「人材確保等支援助成金(派遣元特例コース)」を実施しています。 派遣元事業主が、労使協定の定めるところによりその雇用する派遣労働者を対象に、2024年5月24日から2025年3月31日まで…
【農林水産省】令和6年度補正予算「農業機械の安全教育実施体制緊急整備事業」公募
農林水産省は、令和6年度補正予算「農業機械の安全教育実施体制緊急整備事業」の公募について発表しました。 農業機械作業中の労働災害を防止するため、高度な知識や技能を持つ指導者が農業機械の安全な操作方法等…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集