注目のスタートアップ

抹茶マシンと茶葉を届ける「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」を展開する「World Matcha」が360万ドル(約5億円)調達

company

2023年6月7日、World Matcha株式会社は、米国親会社であるWorld Matcha Inc.が、360万米ドル(約5億円)の資金調達を実施したことを発表しました。

独自開発の抹茶マシンと、国産有機抹茶リーフ(碾茶)を販売する抹茶ブランド「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」を展開しています。

抹茶は粉ではなく茶葉の状態で販売し、抹茶マシンによって挽きたての抹茶を点てることで、挽きたての抹茶の美味しさを届けています。

2020年10月に米国カリフォルニアで事業を開始し、2021年7月に日本市場で逆輸入ブランドとして事業を開始しました。

今回の資金は、業務用抹茶マシン開発のさらなる推進、「CUZEN for Business」に向けた組織づくりに充当します。


抹茶とは、緑茶と同じチャノキの葉を原料としています。その製法は緑茶とは異なり、直射日光を遮って被覆栽培する工程が存在し、収穫したあと蒸したあと、揉むことなく乾燥させます。揉まないという工程が煎茶・玉露と異なる部分です。

乾燥させ、茎などを取り除いた茶葉のことを碾茶といいます。そしてこの碾茶を粉末にしたものが抹茶です。

現在、抹茶は粉末で流通しているものが大部分ですが、江戸時代は茶臼によって碾茶を挽き、挽きたての抹茶を点てていたといいます。しかし茶臼は高価なものであるため、江戸時代の後期には粉を販売する商人が登場し、それから粉の抹茶を扱うことが主流となっていったといわれています。

また、抹茶は栽培した茶葉を乾燥させて、それを粉末にしてそのまま飲むというシンプルな飲料であるため、茶葉の品質・製法が食味に直結します。

World Matchaは、抹茶をより美味しく飲めるよう、挽きたての抹茶を楽しむことができる抹茶マシンと、有機栽培にこだわった国産の碾茶を販売する「CUZEN MATCHA」を展開し、世界に抹茶の魅力を届けています。

企業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CUZEN MATCHA MATCHA World Matcha 嗜好品 抹茶 株式会社 碾茶 空禅抹茶 米国市場 資金調達 飲料
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

GXマネジメントツール「Enecon」提供の「PID」が2億円調達
2022年5月31日、株式会社PIDは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PIDは、GXマネジメントツール「Enecon」を開発・提供しています。 カーボンニュートラル実現に向けたグ…
チケット販売・管理システムを展開する「ECBOスクエア」が1.2億円調達
2022年4月4日、株式会社ECBOスクエアは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 直近では、2021年12月6日に総額4億6,000万円の資金調達を実施しています。 EC…
BtoB営業支援AIサービス「Pocta」を開発する「アウトラウド」が資金調達
2024年2月21日、株式会社アウトラウドは、資金調達を実施したことを発表しました。 アウトラウドは、BtoB営業支援AIサービス「Pocta」を開発しています。 BtoB営業活動における情報・資料の…
中国向け越境進出支援事業などを手がける「xxxxnese」が1.4億円調達
2024年9月26日、株式会社xxxxneseは、約1億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は3.4億円となりました。 xxxxneseは、中国向け越…
AIとロボットを活用したスマート農業を推進する「AGRIST」が資金調達
2024年7月1日、AGRIST株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AGRISTは、農業ロボットの開発や、農業AIの開発、次世代農場事業などを展開しています。 これまで公民連携やキュウ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集