「交通システムの低炭素化と利用促進に向けた設備整備事業(LRT・BRT導入利用促進事業)」補助金

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一般社団法人地域循環共生社会連携協会は、令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域の公共交通×脱炭素化移行促進事業)に係る環境省からの交付決定を受け、「交通システムの低炭素化と利用促進に向けた設備整備事業(LRT・BRT導入利用促進事業)」の補助事業者を公募することを発表しました。

マイカー等から公共交通機関等の低炭素な交通手段への転換を促進するために必要な設備等の整備を行う事業者に対し補助金を交付します。

対象事業は、省CO2を目的に掲げた公共交通に関する計画に基づくLRT・BRT導入のために必要な設備・車両等を導入する事業です。

低炭素型の社会を目指し、マイカーへの依存度が高い地方都市部を中心に、公共交通ネットワークの再構築や利用者利便の向上に係る面的な取組を支援し、マイカーからCO2排出量の少ない公共交通へのシフトを促進することを目的としています。

公募期間:2023年5月30日(火)~6月26日(月)17:00


LRT(Light Rail Transit)とは、一般的な鉄道に比べ、小型で軽量な車両を簡易的な軌道で走行させる軌道系の交通システムのことです。一般には次世代型の路面電車システムとして認識されています。

日本で普及している移動手段である自動車は、エネルギー効率や、環境、安全などの面で問題を抱えています。その利用実態については、単独での移動が多く、かつ移動距離も10km以内が中心であることから、かなり非効率的な移動手段となっています。

電車はエネルギー効率・輸送効率が良く、自動車から電車への利用の転換は、環境負荷低減につながるものとして推進されています。

LRTが従来の路面電車と違う点は、速度が速くなったほかに、車内に段差のない低床車両(バリアフリー)を利用している、走行時の騒音・振動が少ないことなどが挙げられます。また、地下鉄と比べて建設コストが格段に安い、JR線や地下鉄線などの相互乗り入れが可能といったメリットがあり、次世代の公共交通として主に欧米で普及してきています。

日本でも富山、函館、大阪、岡山、広島、熊本、鹿児島など、さまざまな地域でLRTが整備されています。

また、栃木県宇都宮市では、2023年8月から、宇都宮ライトレールが開業します。これは、既存路線の延伸や改良を伴わない新設のLRT事業として全国初の取り組みとなります。

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カテゴリ 公募
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令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域の公共交通×脱炭素化移行促進事業)交通システムの低炭素化と利用促進に向けた設備整備事業(LRT・BRT導入利用促進事業)公募のお知らせ

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