注目のスタートアップ

シューズの片足購買サービスを運営する「DIFF.」が1,200万円調達

company

2023年5月30日、株式会社DIFF.は、総額1,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

DIFF.は、シューズの片足購買サービス「DIFF.」を運営しています。

左右別サイズのシューズを片方ずつ購入できる販売サイトです。左右で足のサイズが違う人の課題を解決することを目的としています。

既存のシューズメーカーと連携して仕入れを行い、市販のシューズを片足ずつ提供することを目指しています。

DIFF.は、総合スポーツ用品メーカーである株式会社ミズノの出向起業によって誕生したスタートアップです。

月間300足の販売を早期に実現し、2025年9月までに累計1万足の販売を実現することを目指しています。

今回の資金は、マーケティング、プロダクトデザイン、コミュニティ形成などに充当します。


靴(シューズ)は、安全かつ健康的に歩く・走るために重要なものです。

とくにサイズは、快適にシューズを履くために重要であり、多くの人は自身の足のサイズを理解し、シューズを選んでいます。

一方、DIFF.の調べによると、日本人の5人に1人は両足のサイズに差があり、適切なサイズのシューズを選べないという課題を抱えているといいます。

足とシューズのサイズが合っていないと、靴ずれを起こしたり、怪我の原因となったり、姿勢など身体のバランスを崩したり、シューズの消耗が早くなったりといったトラブルのもととなってしまいます。

足のサイズに左右差がある場合、このトラブルを防ぐには、異なるサイズのシューズを2組買ったり、専用のインソールなどを購入したり、シューズをオーダーメイドしたりする必要があります。これらは費用面で負担となっています。

DIFF.は、シューズを片足ずつ購入できるサービスにより、足のサイズに左右差がある人の課題を解決することを目指しています。

株式会社DIFF.のコメント

このニュースを受けまして、株式会社DIFF. 代表取締役 清水 雄一氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回の資金調達の目的は、主に『サービスの開発』と『市場の開拓/ローンチ初期のファン顧客との関係構築』への活用です。

サービス開発に関しましては販売ページや、サービスの価値をまとめたコーポレートページの構築を実施し、既に世の中にローンチしております。

市場の開拓に関しましては引き続き調達した資金を活用させてもらいながら、お客様と関係を築きやすいチャネルの探索を進めて参ります。

ありがたいことにオンラインでのファンミーティングを開催すると既に複数の方が常連化してくれていて、今後も引き続き関係を深める活動にも注力していきます。

・今後の展望を教えてください。

まずはサービスをご利用頂く皆様がどのようにサービス利用に至るのか? の理解を深め、より多くの方々に価値を感じていただくためにはどのような方法でお伝えするのが適しているのか? チャネルの開発を試行錯誤しながら進めて参ります。

多くの方に価値を届けられる方法が獲得出来たタイミングで、取り扱いモデルやカテゴリーを広め、可能な限り早期の300足/月の販売を目指したいと考えております。

・読者へのメッセージをお願いします。

我々は『左右別サイズを実現するシューズ片足購買』を世の中の次の当たり前にすることに挑戦をしております。

一人でも多くの方々の「それおもろいやんけ」という後押しの声が何よりの励みになりますし、常識を塗り替えるためにはそうした”ざわつき”が最も必要だと思っています。

自社Twitterで適宜情報も発信しておりますので、フォロー、いいね、RTを通じて世の中に新しい常識をみんなで創り上げられたらとても嬉しいです。ご支援、応援のほどよろしくお願いいたします!!

事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DIFF. EC サイズ サイト シューズ ミズノ 出向起業 左右別サイズ 株式会社 資金調達 購買
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「DRD4」が距離で支払うマイカーサービス「エンキロ」をリリース
2023年9月1日、DRD4株式会社は、「エンキロ」の提供を2023年9月1日から開始することを発表しました。 「エンキロ」は、リース契約した自動車について、月額固定料金と走行距離1kmあたりの距離料…
福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」など運営の「ベター・プレイス」が5.4億円調達
2021年12月22日、株式会社ベター・プレイスは、総額5億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 福祉業界向け確定給付型年金制度「福祉はぐくみ企業年金基金」の委託運営・導入支援や、福…
3Dインテリア・コーディネート・サービス「KAREN」がローンチ
2019年1月16日、株式会社ASHBERYは、「KAREN(カレン)」を2019年1月16日(水)から開始することを発表しました。 「KAREN」は、オンライン型インテリア・コーディネート・サービス…
街中ジャックに特化したポスターメディア「TIMES SQUARE」を手がける「halfwaytheir」が資金調達
2024年1月31日、株式会社halfwaytheirは、資金調達を実施したことを発表しました。 halfwaytheirは、街中ジャックに特化したポスターメディア「TIMES SQUARE(タイムズ…
店舗情報の一括管理サービスを開発・提供する「カンリー」が10億円調達
2023年5月16日、株式会社カンリーは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 カンリーは、Googleビジネスプロフィール、HP、SNSの店舗アカウントの一括管理サービス「Canl…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集