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歯科医療従事者のためのシェアリングプラットフォームを運営する「HANOWA」が1.55億円調達

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2023年5月18日、株式会社HANOWAは、総額1億5,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

HANOWAは、歯科医療従事者のためのシェアリングプラットフォーム「HANOWA」を運営しています。

働きたい時に働くことができる歯科業界のギグワークを提唱し、人材シェアリングプラットフォームの提供により、歯科業界の人手不足解消と、離職中の歯科医療従事者のキャリア継続を支援しています。

今回の資金は、歯科衛生士だけでなく、歯科医師、歯科助手、歯科技工士などの多職種での展開、看護師、薬剤師、医師など歯科以外への職種への展開に充当する予定です。


近年、さまざまな領域で働き方改革が推進されています。

働き方改革はただ労働者の働きやすさを改善するだけでなく、より多様で柔軟な働き方を実現し、労働時間の都合などによりこれまで働くことができなかった人材を働けるようにすることで人手不足を改善することを目的としています。

たとえば、育児中の親は育児に時間を使う必要がありますが、その空き時間は予想することが難しいものであり、正社員としての労働はもちろん、シフトが決まってしまうパート・バイトとして働くことも困難です。

歯科業界では歯科医師の数は年々増加しており、近年は歯科医師の数と質を適切に保つため、歯学部の定員減、歯科医師国家試験の合格水準の引き上げが行われています。

一方、歯科医師以外の歯科医療従事者は慢性的な人手不足であり、たとえば、2020年3月の歯科衛生士学校・養成校卒業生(歯科衛生士)に対する求人倍率は20.7倍と非常に高い倍率となっています。

歯科衛生士は女性であることが長らく法律で定義されていたこともあり、歯科衛生士は就業者のうち99.8%が女性と、ほぼすべてが女性となっています。

さらに平均年齢も40.3歳と他業界に比べて若く、結婚・育児などで離職した歯科衛生士が、歯科衛生士として再就職することが難しいという業界であるといわれています。

そのため歯科衛生士の人手不足の課題を解決するには、離職中の歯科衛生士でも働きやすいような労働環境を整備することが重要です。

HANOWAは、歯科医療従事者の人材シェアリングプラットフォーム「HANOWA」の提供を通じ、歯科業界の人手不足の課題解決に取り組んでいます。

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カテゴリ 有望企業
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