注目のスタートアップ

HRテックサービスなどを開発する「N2i」が第1回無担保社債の発行により1億円調達

company

2023年4月26日、株式会社N2iは、2023年4月25日に、株式会社名古屋銀行を財務代理人および引受人として第1回無担保社債を発行し、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

N2iは、チャットボットと日程調整の強みを活かしたHRテックサービスの開発や、ECブランドの体験型シェア店舗「my GAKUYA」の運営などを手がけています。

HRテックサービスの開発においては、ディップ株式会社と共同開発した、応募受付から面接日時の設定までを自動化する「面接コボット」、株式会社ネオキャリアと共同開発した、LINE@と連携して求職者・応募者と連絡がとれるコミュニケーションツール「MOCHICA」などの実績があります。

また、自社サービスとしては、Googleカレンダーと連携して日程調整を自動化するサービス「ノリスケ日程調整」などを提供しています。

「my GAKUYA」は、普段直接手にとることができないECブランドの商品を実際に体験でき、その場で購入できる体験型シェア店舗です。主に美容ブランドを中心とした商品をセレクトしています。

今回の資金は、事業規模拡大、サービスのさらなる向上に充当します。


D2Cブランドとは、直接消費者に商品を販売するビジネスモデルのことです。

インターネットの普及によって消費者と直接つながることができるようになったこと、中間マージンや流通コストを削減して、競争力や利益率を高められること、消費者のニーズなどを素早く製品に反映できることなどのメリットがあり、近年成長が目立つ領域となっています。

D2Cで大きな存在感を示している分野が「美容」です。近年美容は女性だけでなく男性の関心も高まっていることから、市場のさらなる成長が期待されています。

一方、D2Cブランドは主にネット販売が中心であるため、美容商品を実際に手を取って確かめることができないという点が課題となっています。

美容商品は店舗のテスターなどを利用して使い心地や自身に合うかなどを確かめることも重要です。そこで、体験型ショップが注目されています。

体験型ショップとは、D2Cブランドの商品を試せる店舗のことで、消費者は自分に合った商品を見つけることができます。また、体験型ショップはD2Cブランドとの新たな出会いを創出する場でもあります。

消費者は自分の好みやニーズに合わせて、さまざまなD2Cブランドの商品を比較検討することができます。

体験型ショップは、D2Cブランドの商品をより身近に感じられるとともに、消費者の満足度やロイヤリティを高める効果が期待できるビジネスモデルといえます。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、SNSやインターネットを活用したマーケティングのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ D2C EC ECブランド HRテック MOCHICA my GAKUYA N2i シェア セレクトショップ チャットボット ブランド 体験型 共同開発 実店舗 店舗 日程調整 株式会社 資金調達 面接コボット
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「京銀輝く未来応援ファンド3号 for SDGs」が新規疼痛薬やがん免疫増強薬などの研究開発を行う「BTB創薬研究センター」に出資
株式会社京都銀行は、グループ会社の京銀リース・キャピタル株式会社と共同で設立した「京銀未来ファンド3号」が、第7号案件として、株式会社BTB創薬研究センターに出資したことを発表しました。 BTB創薬研…
生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組む「Turing」が30億円調達
2024年4月23日、Turing株式会社は、総額30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Turingは、カメラから取得したデータのみで、ステアリング・ブレーキ・アクセルなど、運転に必要なす…
「第1回 電子化・オンライン化 支援 EXPO」「第1回 テレワーク・在宅勤務 支援 EXPO」「第1回 ニューノーマル オフィス EXPO」 横浜・大阪・オンラインの3会場で開催
2021年6月2日、株式会社イノベントは、「第1回 電子化・オンライン化 支援 EXPO」、「第1回 テレワーク・在宅勤務 支援 EXPO」、「第1回 ニューノーマル オフィス EXPO」を開催するこ…
AI英会話アプリを手がける「スピークバディ」が資金調達
2023年12月27日、株式会社スピークバディは、資金調達を実施したことを発表しました。 スピークバディは、AI英会話アプリ「スピークバディ」、オンライン英語コーチング「スピークバディ パーソナルコー…
国産オリジナルのゲノム編集の基盤技術開発に取り組む「C4U」が15億円調達
2023年5月17日、C4U株式会社は、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 C4Uは、国産のゲノム編集技術であるCRISPR-Cas3を基盤技術とする、2018年3月に設立された大阪…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集