東京都中小企業の景況 令和5年3月調査

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東京都は、東京都中小企業の景況 令和5年3月調査の結果を公表しました。

2月の都内中小企業の業況DIは、当月-26(前月-26)と横ばいで推移しました。

業種別の前年同月売上高DIは、小売業(-36→-26)は10ポイント増加と大幅に改善しています。その他の業界は、製造業(-18→-13)は5ポイント増加、卸売業(-6→-2)は4ポイント増加、サービス業(-11→-9)は2ポイント増加と、わずかな改善が見られます。

業種別の業況見通しDIは、卸売業(-18→-7)は11ポイント増加、小売業(-24→-14)は10ポイント増加、サービス業(-17→-8)は9ポイント増加、製造業(-23→-16)は7ポイント増加と、今後の先行きが期待されています。


東京都は都内中小企業の振興を目的に、毎月の景気動向(業況、生産、売上、在庫等の実績推移及び予測)の結果を中小企業者・関係機関などに提供しています。

景気動向指数はマクロで景気を捉えることができるため、活用している経営者も多いでしょう。

令和5年2月調査では、業況が3か月ぶりに改善されましたが、3月調査では前月と横ばいで推移しています。とはいえ今後の見通しは上昇傾向であるため、コロナ禍収束後の回復が期待されていることがわかります。

また、付帯調査「業績に影響を与える要因」において、コロナ禍の経営・事業活動への影響について、「影響あり」が36.5%(前回調査39.8%)、「今後影響あり」が3.6%(同5.8%)、「影響なし」が39.3%(同34.1%)と、2月と比べてすべての回答が改善傾向にあり、順調にコロナ禍の影響を脱しつつあることがわかります。

近年はSDGsの推進による価値観の変化やコロナ禍による環境の変化により、市場の動向も目まぐるしく変わっています。ビジネスではこうした市場を正確に捉えることが重要です。「冊子版創業手帳」では、事業を分析するためのフレームワークを掲載しています。自社の強みや市場の機会を明らかにすることで、ブルーオーシャンを見つけだすことができるはずです。

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