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「リウボウ」が「Shima&Co」に出資 シード・テクノロジーを活用したプロテインの商品開発・販売へ

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2023年3月24日、株式会社リウボウは、Shima&Co株式会社に出資したことを発表しました。

Shima&Coは、共同創業者であるザック・ベル博士が沖縄科学技術大学院大学で開発した技術である「シード・テクノロジー(SEED-Technology)」の事業化を目的に2021年に設立された企業です。

シード・テクノロジーは、粉末プロテインなどの粉末サプリメントを水に簡単に溶ける固形状にする技術です。

既存の粉末プロテインは、計量の手間、水への溶けにくさ、飛散などの扱いの手間といった課題を抱えています。

これをシード・テクノロジーによって固形状にすることで、持ち運びしやすく、水に簡単に溶けるプロテインを実現できます。さらに水に溶かすことなく、そのまま食べることも可能です。

この技術はプロテインだけでなく、粉末ミルク、完全栄養食、スーパーフードなど、さまざまに応用できます。

シード・テクノロジーを利用したプロダクトとして、クラウドファンディングサイト「Makuake」で、プロテイン栄養食のプロジェクトを公開し、2023年4月末にリターンの発送を予定しています。


粉末プロテイン・飲料・菓子などを含めたタンパク質補給食品の2021年の国内市場は2,200億円を突破したとみられています。

この市場規模は、10年前の558億円と比べて約4倍と大きな成長となっています。今後も成長を続け、2026年には約3,200億円になると予測されています。

プロテインはアスリート・ボディービルダーが身体を作るために利用するものというイメージがありましたが、近年は栄養素としてのタンパク質への注目が高まり、男性だけでなく女性の購買層も増加しています。

タンパク質は筋肉だけでなく、肌・髪の毛・臓器など、体の基礎を構成する重要な栄養素です。さらにタンパク質を構成しているアミノ酸のうち、9種類の必須アミノ酸は体内で作ることができないため、食事から摂取する必要があります。

粉末プロテインは高効率的にタンパク質を補給することができます。一方で、計量の手間、水への溶けにくさ、飛散などの扱いの手間、食味などの課題を抱えています。

Shima&Coは、沖縄科学技術大学院大学発の技術であるシード・テクノロジーによって粉末プロテインの課題を解決することで、より多くの人が手軽にプロテインを摂取できる世界の実現を目指しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ サプリメント フードテック プロテイン 加工 技術 株式会社 食品
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