注目のスタートアップ

Web3領域におけるビジネスインフラを開発・提供する「REVELYA」が資金調達

company

2023年3月13日、株式会社REVELYAは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信などサーバープラットフォームビジネスを展開する株式会社Link-Uです。

REVELYAは、Web3領域でのシステム・アプリ開発や、コンサルティング、マーケティング事業を展開しています。

今回の資金調達により、Web3領域への参入を目指す企業に、REVELYAとLink-Uが有するブロックチェーン・開発・コミュニティ・NFTなどのリソースを提供します。

また、メタバース開発事業、ブロックチェーン開発・支援事業、IEO(イニシャルエクスチェンジオファリング、暗号資産による資金調達)の認知拡大・支援事業を強化します。


暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットのことをWeb3といいます。

既存のインターネットは、特定の企業(とくに巨大IT企業)が個人情報を独占してしまうといったプライバシーの問題、企業の一存でユーザーの権利がコントロールされてしまうといった権利の問題など複数の問題を抱えています。

Web3は、ブロックチェーン技術を活用することでデジタルデータの改竄やコピーを防ぎ、デジタルデータをユーザーが直接保有できるようにすることで、インターネット上の権利をユーザーの手に戻すことを目指しています。

たとえば、ブロックチェーン技術を利用したNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)は、インターネットにおけるデジタルデータの扱いや流通を変革します。

NFTとは、ブロックチェーンにより、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータを記録したデジタルデータのことです。

NFTはさまざまな領域での活用が想定されており、すでにサービスが開始されているものでは、アニメーション作品のセル画やデジタルアートを限定で販売したり、デジタルアートの取引などがあります。

NFTはデジタルデータの流通において必要不可欠なコア技術となると注目されています。

このようにWeb3周辺の技術・サービスは既存のインターネットの仕組みでは実現できなかったことを実現できる可能性があり、現在さまざまな企業・組織がその可能性を探っているという状況にあります。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NFT Web3 システム開発 ブロックチェーン メタバース 株式会社 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スポーツジム向けオーダーメイドサプリメントサーバー「GRANDE」などを展開する「ドリコス」が3.3億円調達
2023年7月25日、ドリコス株式会社は、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ドリコスは、ヘルスケアの領域で、データとハードウェアをかけ合わせ、健康の自動化を実現するヘルス…
【東京都】「多摩ものづくりスタートアップ起業家育成事業」ものづくり起業家を支援
「多摩ものづくりスタートアップ起業家育成事業」のご案内です。 東京都・公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する支援事業です。 ものづくり分野での起業を促進するため、自ら製品を開発して事業を立ち上げ…
AIエンジンの研究開発・製品化を展開する「Nextremer」が資金調達
2020年2月17日、株式会社Nextremerは、資金調達を実施したことを発表しました。 機械学習を中心としたAIテクノロジーの社会実装を目指し、研究開発・製品化を行っています。 具体的には、自社研…
蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」を開発する「エリー」が4,500万円調達
2020年3月12日、エリー株式会社は、総額約4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 蚕を原料とした次世代食品「シルクフード」を開発しています。 蚕は、タンパク質やビタミンなどの基本的…
デジタル/SNS領域の広告代理事業やインフルエンサーマネジメント事業を展開する「For you」が資金調達
2022年7月13日、株式会社For youは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社ドワンゴと宇野康秀氏です。 For youは、​デジタル/SNS領域における広告代理事業と、タ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集