注目のスタートアップ

「コンフィデンス」がWeb3×HR Techの「プロタゴニスト」に出資

company

2023年1月19日、株式会社コンフィデンスは、株式会社プロタゴニストに出資することを発表しました。

プロタゴニストは、Web3の専門家人材紹介サービス「Desume Concierge」や、オンチェーンデータを活用したポートフォリオサービス「Desume」、Web3のキャリア支援サービス「Plus Web3」、リクルーティングサポートサービス、ヘッドハンティングエージェントサービスなどを展開しています。

コンフィデンスは、ゲーム・エンターテインメント業界向けの人材派遣サービス、人材紹介、アウトソーシング事業、ゲーム業界特化メディア「GAMEMO」、Web3・メタバース関連の転職支援サービス「Web3.0 Jobs」などを展開しています。


Web3とは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットや、その領域で展開されるサービスなどのことです。

ブロックチェーンは、P2P通信、非中央集権型、高い改竄耐性などの特徴を有しています。この技術をインターネットの基盤として実装することで、これらの特徴を備えたインターネットを実現できます。

現在、Web3の技術・サービスとして高い注目を集めているのがNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)です。

NFTは、ブロックチェーン技術を活用することで、改竄されていないことや個人が所有していることを証明する証明書のようなデータが記録されたデジタルデータのことです。

一般的なデジタルデータは複製(コピー)や改竄が容易にできてしまうため、現実世界におけるモノとしての価値はありません。

しかしNFTはひとつひとつのデジタルデータの流通(取引)を追跡し、改竄されていないことや、個人が所有していることを証明します。これによってデジタルデータであっても唯一無二性が担保され、モノとしての価値が生まれます。

NFTはゲームとの親和性が高く、ブロックチェーンやNFTを活用したゲームはブロックチェーンゲーム/NFTゲームと呼ばれ、すでに世界中で遊ばれています。

ブロックチェーンゲーム/NFTゲームは、既存のソーシャルゲームの課題を解決できるものと考えられています。

たとえば、ソーシャルゲームやビデオゲームでは、ゲームをプレイすることでゲーム内の通貨を稼いだり、それによってゲーム内アイテムなどを購入したりできます。

またソーシャルゲームでは現実の通貨を利用してガチャを引いてアイテムを獲得しますが、一方でそれを現実の通貨に戻す、つまりアイテムを売って現実の通貨を獲得することはできません。

ブロックチェーンゲーム/NFTゲームでは、ゲームをプレイすることでゲーム内でアイテムを獲得したり、それを売って暗号資産を得ることができます。これをPlay to Earn(遊んで稼ぐ)といいます。

国内の大手ゲーム企業各社がブロックチェーンゲーム市場への進出を考えているなど、ゲーム業界においてWeb3は大きな注目を集めており、それに伴いWeb3人材のニーズも高まっています。

ブロックチェーンやAIなどの最新技術を活用したプロダクトの開発は時代をリードすることができます。しかしこれらの技術は専門知識を必要とするため、優秀な人材を獲得する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Desume Dsume Concierge GAMEMO HR Web3 Web3.0 Jobs アウトソーシング エンターテインメント ゲーム コンフィデンス ブロックチェーン ポートフォリオ メディア 人材派遣 人材紹介 専門家 株式会社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

建築家プラットフォーム「アーキタッグ」などを運営する「青山芸術」が資金調達
2022年12月22日、株式会社青山芸術は、資金調達を実施したことを発表しました。 青山芸術は、建築家プラットフォーム「アーキタッグ」や、建築家と家を立てたい人をマッチングする「titel(タイテル)…
【4/11開催】セミナー「DX時代の中小企業がやるべきセキュリティ対策」
大阪中小企業投資育成株式会社が主催するセミナー「DX時代の中小企業がやるべきセキュリティ対策」が開催されます。 最新のセキュリティ動向をお伝えするとともに、中小企業でも取り組むことができるセキュリティ…
LiDARセンサーを活用したAI測量アプリ「Scanat」を提供する「nat」と「CoLife」が資本業務提携
2023年8月23日、nat株式会社は、株式会社CoLifeとの資本業務提携を決定したことを発表しました。 natは、スマートフォンのLiDARセンサーを活用したAI測量アプリ「Scanat」を提供し…
植物とのコミュニケーションサービスを開発する「ファジオン」が200万円調達 情報経営イノベーション専門職大学の学生が起業
学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学(iU)は、同大学の学生が設立した合同会社ファジオンが、200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 またこの資金調達により2022年7月1日付…
10代のためのEdTechプログラム運営の「Inspire High」が1.5億円調達
2021年8月31日、株式会社Inspire Highは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 世界中の創造力とつなぐ、10代のためのEdTechプログラム「Inspire …

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集