注目のスタートアップ

「ニトエル」が資金調達 大手製造業向け調達支援サービス「Nitoel」をリリース

company

2023年1月18日、ニトエル株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、2022年12月1日から「Nitoel」の正式提供を開始していることも併せて発表しています。

「Nitoel」は、調達部門の効率化と原価低減を一気通貫でサポートするサービスです。

紙・メール・属人的に管理されていた情報を集約し、AIによるインプットレス・業務フローの自動化により、調達業務を効率化します。

さらに、品目・サプライヤー・見積・購買実績などのデータ分析により、高度な調達を支援します。

今回の資金は開発強化に充当します。


製造業は国内GDPの2割弱を占める基幹産業です。

しかし製造業は少子高齢化による人材不足や、国際競争の激化とそれに伴う競争力の低下を課題として抱えています。

再び製造業を競争力のある産業へと押し上げるには、デジタル化・DXを実現することが必要です。

大手製造業の購買・調達部門は、自社の製品・サービスに直接関係するもの、つまり原材料・部品・塗料・梱包材などを仕入れる業務を担っています。

部品などはいわゆる町工場に依頼してつくってもらうことになりますが、町工場はそれぞれ得意とする加工が違い、それによって大きな価格差も生じてくるため、相見積もりやこれまでの経験などから最適な町工場を選ぶ必要があります。

こうした見積もりや工場の選定は膨大な数をこなす必要があり、さらにはそのやり取りも、電話・FAX・メールなどアナログな手段で行っているため、かなりの業務負荷がかかっています。

また、購買・調達部門は、必要なとき・適正な価格・適正な品質のものを調達することが基本です。

そこに製品原価率の低減や棚卸資産の効率化がプラスで必要となり、その成果が利益率などに直結してくるため、大手製造業において重要な業務のひとつとなっています。

しかし前述の通り業務に強い負担がかかっており、さらにアナログな業務になっていることから、効率化と高度な調達を実現するためのデジタル化が求められています。

非効率的な業務はどのような業界にも存在します。こうした業務を効率化することで、大きく経営が改善することもあるため、クラウドサービスの導入は非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期のサービスの導入について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Nitoel ニトエル ものづくり 株式会社 製造業 調達 調達業務 調達部門 資金調達 購買
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

複業で先生をしたい人と学校をつなぐ「複業先生」運営の「LX DESIGN」が資金調達
2021年12月1日、株式会社LX DESIGNは、資金調達を実施したことを発表しました。 複業で先生をしたい人と学校をつなぐ「複業先生」を運営しています。 学校や教育施設が、教育に関わりたい多様な民…
【東京都】「Tokyo ものづくり Movement -未来のものづくりベンチャー発掘コンテスト-」 12/16〆切
地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センターは、「Tokyo ものづくり Movement」を開催します。 「Tokyo ものづくり Movement」は、アイデアはあるものの、製品化・事業化のため…
AI自動翻訳「ヤラクゼン」がクラウドストレージの「Box」と連携し「ヤラクゼン for Box」を提供開始
2022年5月6日、八楽株式会社は、提供する「ヤラクゼン」において、株式会社Box Japanが提供する「Box」と連携し、新サービス「ヤラクゼン for Box」の提供を開始することを発表しました。…
スキルテストSaaS「ジョブテスト」の提供や採用コンサルティング事業を展開する「HeaR」が1億円調達
2022年6月13日、HeaR株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ユナイテッド株式会社です。 HeaRは、スキルテストSaaS「ジョブテスト」や、キャリアトレーニング…
宅配食付き女性専用パーソナルトレーニングジム「UNDEUX SUPER BODY」を展開する「フィットクルー」が3億円調達
2022年11月30日、株式会社フィットクルーは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フィットクルーは、宅配食付き女性専用パーソナルトレーニングジム「UNDEUX SUPER BOD…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集