注目のスタートアップ

衛星データを活用した農地状況把握アプリ「アクタバ」などを提供する「サグリ」が「SBテクノロジー」と資本業務提携

company

2022年12月21日、サグリ株式会社は、SBテクノロジー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

サグリは、農業・環境の課題解決のため、衛星データ・AI技術・区画技術を活用したサービスを提供しています。

農地状況把握アプリ「アクタバ」、作付け調査効率化アプリ「デタバ」、農地の状況を可視化する営農支援アプリ「Sagri(サグリ)」を提供しています。

SBテクノロジーとの提携により以下の取り組みを実施し、行政デジタル化の実現に貢献します。
・公共分野の衛星データおよびAI技術・区画技術に関する業務における事業連携
・みどりの食料システム戦略に基づく技術革新に向けた取り組み
・相互の顧客基盤およびノウハウの活用による事業機会の創出
・相互の人的交流による人材育成

近年、人工衛星開発が進展し、衛星の大幅な小型化が実現されています。

これにより衛星打ち上げのコストが下がり、スタートアップなど民間企業の宇宙ビジネスへの参入が進んでいます。

衛星は、海洋や広大な農地などネットワーク接続環境が構築できない場所においても、広範なデータをスピーディに取得できるという特徴があります。

こうした衛星から得られる衛星データは、森林環境の把握、農業における農地の把握、土木工事における地殻変動の把握、都市解析、災害状況の把握、インフラの監視、養殖場の監視、漁場予測など、さまざまな領域で活用されています。

サグリは、衛星データ・AI・区画技術の3つのテクノロジーを活用し、農業・環境の課題を解決するサービスを展開しています。

たとえば、農地状況把握アプリ「アクタバ」は、衛星データとAIによって耕作放棄地を可視化するサービスです。

耕作放棄地とは、過去に農地として利用され作物が育てられていたものの、現在は利用されず放棄されている土地のことです。

耕作放棄地は農業従事者の高齢化や人手不足によって増加しており、農地面積の減少、土壌の質の悪化、害虫・雑草による周囲の農地への悪影響、鳥獣による近隣への影響などの課題を抱えています。

この課題を解決するには耕作放棄地を早期に発見し活用につなげることが必要ですが、耕作放棄地の調査は自治体が担っており、さらに目視確認が基本であることから高い負担がかかっています。

「アクタバ」では、耕作放棄地をひと目で確認できるため、目視確認の工数を大幅に削減することが可能です。

負担がかかっている業務があると生産性に大きな影響を与えます。クラウドサービスなどを導入し、業務効率化を図ることが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Sagri SBテクノロジー アクタバ サクリ テクノロジー デタバ 区画 株式会社 衛星データ 資本業務提携 農地 農業
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の「エブリー」とチラシアプリ「Shufoo!」の「ONE COMPATH」が業務提携
2022年8月16日、株式会社エブリーは、凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATHと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 エブリーは、レシピ動画メディア「DELISH…
インタラクティブ動画技術「Tig」を展開する「パロニム」が資金調達
2024年8月1日、パロニム株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は14.5億円となりました。 パロニムは、インタラクティブ映像配信ソリューション「Tig…
会場を持たない中古車オークションサービス「QCA」を発表 事前登録を開始
2022年6月14日、カーベース株式会社は、「QCA」の事前登録を開始することを発表しました。 「QCA」は、会場を持たない、新たな業者向け中古車オークションサービスです。 出品・競り・落札すべてがオ…
画像中の顔を自動検出し顔を隠してプライバシーを保護できるアプリ「顔隠しアプリ」が正式リリース
2022年6月15日、株式会社KICONIA WORKSは、「顔隠しアプリ」をiOS版とAndroid版で正式リリースしたことを発表しました。 「顔隠しアプリ」は、画像中の人間の顔を自動で検出し、簡単…
消防団向けグループウェアシステム「FireChief」などを展開する「タヌキテック」が資金調達
2022年7月28日、株式会社タヌキテックは、資金調達を実施したことを発表しました。 タヌキテックは、消防団向けグループウェアシステム「FireChief」を提供しています。 「FireChief」は…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集