注目のスタートアップ

個性でつながる空間「IVERSE」を開発する「VARIETAS」が4億円調達

company

2022年12月20日、株式会社VARIETASは、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、学習塾「第一ゼミナール」や通信制高校「第一学院高等学校」を運営する株式会社ウィザスです。

VARIETASは、個性でつながる空間「IVERSE」を開発しています。

個人の個性をベースに、新たな機会・人とのつながり・経験・新たな可能性を見つけられるサービスです。

自分を表現するハッシュタグから自動生成されるピースを軸に、自分の個性と合うピースを持つ人と交流したり、個性をシェア・肯定しあうことができる場などを構築しています。

2022年12月現在、世界中に広がる学生コミュニティのみにクローズドリリースしつつ開発を進めています。

正式ローンチは、2023年4月を予定しています。

近年、テクノロジーの著しい発展、気候変動、大規模災害の多発、紛争などの国際情勢の悪化など、予測が難しく変化が激しい時代になってきています。

こうした時代では生まれ続ける課題を解決するため、より創造的で多様性のある人間が求められます。

しかし、地域コミュニティの衰退や、産業の細分化・分業化により、多くの人はさまざまな職業・活動を目の当たりにする機会が減っており、自分に最適な道を見つけることが困難になっています。

公教育においてはこの課題を解決するため、子どもが自分に合った進路を自分で決め、自分らしい生き方を実現するための力を養うための教育である「キャリア教育」や、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・アート(Art)・数学(Mathematics)の領域を重視する「STEAM教育」などが推進されています。

一方で人間の特性はさまざまであり、教育機関だけではカバーすることができません。

インターネットやSNSは、より多くの人とのつながりを生んでおり、多くの人の個性を発揮できる場所・互いを肯定し合える場所としてのポテンシャルがありますが、一方で炎上・ネットリンチ・デマ・誹謗中傷・つながりの薄さなどの問題も抱えています。

もしSNSの弱点を克服し、個性を肯定し、活躍の機会を与えられるようなコミュニティができれば、多くの人が生きやすい社会が実現されるでしょう。

株式会社VARIETASのコメント

このニュースを受けまして、株式会社VARIETASよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

プロダクト開発加速化に向けた採用、機能拡充に向けた研究開発などのためです。

・今後の展望を教えてください。

IVERSEを正式ローンチするのと並行し、PMFを目指し、今回の出資元であるウィザスさんが持つリアルな場でIVERSEを活用していただきながら、提供価値を磨きこんでいきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

”ひとりひとりの個性の解放”を目指して、一歩一歩着実にPMFに向けて取り組んでまいります。

プロダクトの開発・成長には資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ INVERSE VARIETAS キャリア 個性 株式会社 機会 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

マルチ・チャネル・コマース・プラットフォーム「Shopify」で様々な新機能の提供が開始
2020年9月29日、Shopify Japan株式会社は、「Shopify(ショッピファイ)」において、日本向け新サービスを2020年9月29日(火)から順次開始することを発表しました。 「Shop…
音声認識AIを展開する「アーニーMLG」がコールセンター業務の議事録作成を自動化する「YOMEL for コールセンター」をリリース
2022年8月30日、アーニーMLG株式会社は、「YOMEL for コールセンター」を提供開始したことを発表しました。 「YOMEL for コールセンター」は、コールセンター業務におけるコールメモ…
会話サマリーAI電話「ピクポン」を提供する「pickupon」が2.4億円調達
2022年6月15日、pickupon株式会社は、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 pickuponは、会話サマリーAI電話「pickupon(ピクポン)」を開発・提供し…
中重度障害者に特化した就労支援サービスなどを展開する「リハス」が資金調達
2025年1月16日、株式会社リハスは、資金調達を実施したことを発表しました。 リハスは、中重度障害者に特化した就労支援サービスや、企業のSX(サステナビリティトランスフォーメーション)の支援サービス…
マーケティングSaaS「MicoCloud」を提供する「Micoworks」が6億円調達
2022年9月30日、Micoworks株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 直近では、2022年2月9日に約12億円の資金調達を発表しています。 LINE公式アカウント立ち…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集