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LiDARセンサーを活用したAI測量アプリ「Scanat」を提供する「nat」と「CoLife」が資本業務提携

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2023年8月23日、nat株式会社は、株式会社CoLifeとの資本業務提携を決定したことを発表しました。

natは、スマートフォンのLiDARセンサーを活用したAI測量アプリ「Scanat」を提供しています。

mm単位で計測可能なiOSアプリとして、建設・不動産・エネルギー業界などで導入されています。

CoLifeは、住宅オーナー領域のDXを目的にバーティカルSaaS「iecon(イエコン)」を提供しています。

「iecon」では、住宅事業者と住宅居住者を繋ぐハブとなるオーナーリレーションマネジメント(ORM)として、さまざまな情報やデータを管理蓄積する「顧客接点を継続させるプラットフォームシステム」と、住宅設備機器の修理保証や住宅備品販売や小修繕・リフォームといった「家の維持・管理に不可欠なメンテナンスサービス」の両軸を展開しています。

今回の提携により、協業関係の中で各プロジェクトを積極的に進めていきます。


2020年に発売されたiPhone12 Pro/Max(とそれ以降のiPhone、iPad)には、LiDARというリモートセンシング技術が搭載されています。

LiDARは光を発射し、その光が物体に当たって跳ね返るまでの時間を計測することで、物体までの距離や形状を精密に測定する技術です。その特徴は、高い解像度と迅速な計測能力にあります。

この技術は、スマートフォンなどの小型デバイスにも搭載可能なほどコンパクト化が進んでおり、建設現場や不動産業界などで空間データの収集に幅広く活用されています。

natが提供する「Scanat」は、このiPhoneに搭載されたLiDARを活用した測量アプリです。ネットワークがない現場でも撮影・処理が可能で、さらに同種の他のアプリと比較して計測精度が高いことを特徴としています。

今回の住宅オーナー領域でサービスを手がけるCoLifeとの提携により、どのような新たなサービスを展開していくのか注目が必要です。

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カテゴリ 有望企業
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