創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年11月30日生鮮食品の早朝宅配サービス「モーニング・エキスプレス」を運営する「カノエ」が7,000万円調達

2022年11月30日、株式会社カノエは、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
生鮮食品の早朝宅配サービス「モーニング・エキスプレス」を運営しています。
夜22時までの注文で翌朝7時までに自宅に配達する、早朝の時間帯を活用した物流サービスです。
完全置き配型の早朝ルート宅配方式を採用することで、宅配にかかるコストを削減しています。
今回の資金は、東京都目黒区内での店舗運営の拡大に充当します。
—
食品の配達市場には、完成された料理・弁当を配達する配食サービスや、食品等を配達する食品配達サービス、フードデリバリー、ネットスーパー、ミールキットなどさまざまなサービスがあります。
国内は生活圏内にスーパーマーケットが存在することが多く、ネットスーパーなどの生鮮食品の配達ニーズはそこまで高くなかったのですが、コロナ禍の外出自粛要請によってニーズが高まり、大手スーパーなどが次々とネットスーパーに参入しました。
またネットスーパーは、身体的な問題によって外出に負担がかかる高齢者にもニーズがあり、今後の高齢者の増加に伴いさらに需要が高まっていくことが予測されます。
一方、ネットスーパーは、注文可能時間や届くまで時間がかかるなどの時間の問題、送料が高いなどのコストの問題などを抱えています。
カノエはこのネットスーパーの課題を、完全置き配型の早朝宅配サービス「モーニング・エキスプレス」によって解決することを目指しています。
「モーニング・エキスプレス」は、早朝ルート宅配方式という、新聞配達で利用されている配送の仕組みを採用しています。あらかじめルートを決め、ルート上の配達先の密度を高くすることで、効率的な配送を実現し、それによりコスト削減も実現しています。
企業の成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | カノエ モーニング・エキスプレス 宅配 早朝宅配 物流 生鮮食品 食品 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2024年1月22日、国土交通省は「事故防止対策支援推進事業」に係る補助金の申請受付を延長することを発表しました。 「事故防止対策支援推進事業」は、自動車運送事業における交通事故防止の観点から、先進安…
2022年8月31日、西松建設株式会社は、アーキアエナジー株式会社に出資したことを発表しました。 アーキアエナジーは、メタン発酵バイオガス発電事業の企画・開発・運営を行っています。 食品廃棄物や産業廃…
経済産業省は、「荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業」の2次公募の申請受付を開始したことを発表しました。 荷主企業の物流施設の自動化・機械化に資する機器・システムの導入等に係る費用を補助…
2023年4月24日、株式会社エニキャリと株式会社アイセイ薬局は、「お薬即時お届けサービス」のトライアル提供を2023年1月10日から開始したことを発表しました。 エニキャリは、デリバリーサイト構築サ…
2024年10月1日、LOMBY株式会社は、総額2億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LOMBYは、自動配送ロボット「LOMBY(ロンビー)」を開発しています。 屋外のラストマイル…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…