注目のスタートアップ

住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を運営する「MFS」が12億円調達

company

2022年11月18日、株式会社MFSは、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。

MFSは、住宅ローン提案サービス「モゲチェック」、オンライン不動産投資サービス「INVASE(インベース)」を運営しています。

「モゲチェック」は、新規借入・借換別に最新の住宅ローンランキングを掲載しているほか、借入希望額・自己資金・物件所在地・年齢といった必要情報を入力することで最適な住宅ローンを提案する「モゲレコ」、記事コンテンツなどを提供しています。

今回の資金は、「モゲレコ」のマーケティング強化に充当します。具体的には、法人チャネルの開拓強化とエンドユーザー向けの集客強化を行います。

住宅金融支援機構が発表している「業態別の住宅ローン新規貸出額及び貸出残高に関する調査結果(2021年度分)」によると、2021年度の新規貸出額(借換えを含む)は、21兆6,896億円と対前年度比で3.5%増加し、6年連続で20兆円台となっています。

新規貸出額が増加しているのは、住宅着工数の増加や、中古住宅の需要の高まり、住宅価格の上昇、低金利政策の継続などが理由であると考えられています。

金融機関側としては、住宅ローンは個人向けローンとしてもっとも大きなものであり、低金利によって収益は薄いものの、有担保で貸し倒れ率の低い住宅ローンは安定した収入源として重要なものとなっています。

一方、今後は住宅取得者の減少が予測されており、金融機関では住宅ローンの獲得競争が激しくなってきています。

また借り手側は、自身にとって最適な住宅ローンを選びたいのですが、さまざまな住宅ローン商品の中から最適なものを選ぶのは至難の業です。

こうした背景から、借り手が最適な住宅ローンを選択でき、さらに金融機関の集客としても活用できる住宅ローン比較サービスのニーズが高まっています。

株式会社MFSのコメント

このニュースを受けまして、株式会社MFS 取締役COO 塩澤崇氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

マーケティング強化です。具体的には「モゲチェックパートナー」という法人チャネルの開拓です。住宅ローンビジネスを手掛けたい企業を募り、彼らの顧客基盤に対してモゲチェックをご案内頂きます。今まで住宅ローン斡旋で売上を立てることは難しかったのですが、そのビジネス基盤をモゲチェックパートナー制度を通して提供したいと考えています。

・今後の展望を教えてください。

2024年度末までに1,000社のモゲチェックパートナー企業を募ることを目標としています。

・読者へのメッセージをお願いします。

住宅ローンをご検討中の方はぜひモゲチェックをご覧ください。そして、会社としてモゲチェックパートナーにご興味ある方はぜひお問い合わせ下さい。

モゲチェックサイト: https://mogecheck.jp/
モゲチェックパートナーサイト: https://mogecheck.jp/lp/moge-partner

起業においても融資は非常に重要な位置を占めています。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、おすすめの融資や申し込む際の注意点など詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 不動産 住宅 住宅ローン 株式会社 資金調達 金融機関
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

最先端AI技術開発の「アラヤ」が4.5億円調達
2019年10月3日、株式会社アラヤは、総額約4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIの技術開発や、ソリューションの提供を展開しています。 アラヤは、精度はほとんどそのままで、…
「ワクフリ」が「ものづくり補助金」を活用してITツール活用の導入支援・サポートを行うサービス「スモールアシスト事業」をリリース
2020年12月3日、株式会社ワクフリは、「スモールアシスト事業」のサービスを提供開始することを発表しました。 「スモールアシスト事業」は、「ものづくり補助金」を活用して無料でITツール活用の導入支援…
学習支援SaaS「Monoxer」運営の「モノグサ」が4.4億円調達
2020年10月5日、モノグサ株式会社は、総額4億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 学校・塾・語学教室などの教育機関向けの学習支援SaaS「Monoxer(モノグサ)」を運営して…
電気自動車充電サービス「WeCharge」を展開する「ユビ電」が2億円調達
2023年8月31日、ユビ電株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユビ電は、EV充電サービス「WeCharge」を展開しています。 充電ごとの電気量・料金を計測できるEV充電…
ビジネス・インテリジェンスの「Yellowfin」がモバイル分析アプリをリリース
2019年9月6日、Yellowfin Japan株式会社は、新しい「Yellowfin モバイルアプリ」のリリースを発表しました。 この新しいモバイル・アプリは、自動分析と、ストーリー・テリング、コ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集