注目のスタートアップ

ゲーム配信プラットフォーム「Mirrativ」を運営する「ミラティブ」が34億円調達

company

2022年11月16日、株式会社ミラティブは、総額34億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ミラティブは、ゲーム配信プラットフォーム「Mirrativ(ミラティブ)」を運営しています。

PCなどを必要とせずスマートフォンひとつでゲーム配信ができるほか、3DCGのアバターを利用して顔出しなしで配信できることを特徴としています。

さらに、2018年からは、配信中のゲームに視聴者がリアルタイムに介入できるライブゲーミング(ライブゲーム)の研究開発を進め、自社開発のアクションレース型ライブゲーム『エモモバトルドロップ』などを展開しています。

2021年12月においては、そのライブゲーミング関連の売上は月間1億円を突破しています。

ライブゲーミング事業においては、株式会社カヤックや株式会社オルトプラスなどを開発パートナーとして迎え、事業成長のため複数タイトルを開発・展開しています。

今回の資金は、ライブゲーミングへの投資の強化、マーケティング施策の強化などに充当します。

国内のモバイルゲーム市場は1兆円の市場となっています。

モバイルゲームは基本プレイが無料で、ガチャなどに都度課金するというモデルが多く、さらにゲーム機を必要とせずに遊ぶことが可能であるため、スマートフォンを保有するさまざまな層に遊ばれています。

また、エンターテインメントの領域では、ライブ配信市場も大きな盛り上がりを見せています。

ライブ配信では、歌・雑談・ゲーム実況など多彩なコンテンツが配信されています。とくにゲーム実況は、配信画面上で常に映像が動いており、ゲームの進行に応じて話すネタが常に生まれることからライブ配信との相性が良く、メジャーなコンテンツのひとつとなっています。

ゲーム配信においてはゲームの画面を配信するための設定などが必要であり、カジュアルに始めることは難しいのですが、「Mirrativ」は配信したいゲームアプリを選ぶだけで配信が可能という手軽さを特徴としています。

また「Mirrativ」が力を入れているライブゲーミングは、ゲーム配信において視聴者がプレイに介入したり、ギフトによって応援したりできることから、配信者と視聴者の関係の強化、視聴者への新たな価値の提供、ギフトの活性化などを実現する新たなゲームコンテンツです。今後の成長に注目が必要です。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Mirrativ アバター エモモバトルドロップ エンターテインメント ゲーム ゲーム配信 ビデオゲーム ミラティブ モバイルゲーム ライブゲーミング ライブゲーム リアルタイム 実況 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

核酸医薬品の実用化を目指す「ルクサナバイオテク」が12.2億円調達
2021年12月16日、ルクサナバイオテク株式会社は、総額12億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 大阪大学で蓄積された核酸化学技術を基礎とし、安全かつ効果的な核酸医薬品の実用化を…
メディア向け無料音声化/音声広告配信ネットワーク・サービス「Audiostart」運営の「ロボットスタート」が1.6億円調達
2021年3月16日、ロボットスタート株式会社は、総額1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 メディア向け無料音声化/音声広告配信ネットワーク・サービス「Audiostart」を運…
AIを活用した経営管理プラットフォーム「Zaimo.ai」を開発・提供する「Zaimo」が1億円調達
2025年2月4日、Zaimo株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Zaimoは、経営管理プラットフォーム「Zaimo.ai」を開発・提供しています。 誰でも簡単に数値(E…
スマートロック「SESAME」シリーズ展開の「CANDY HOUSE JAPAN」が5億円調達
2022年5月30日、CANDY HOUSE JAPAN株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 CANDY HOUSE JAPANは、スマートロック「SESAME(セサミ)」シ…
住宅事業者向けクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を提供する「iYell」が3.3億円調達
2025年11月11日、iYell株式会社は、総額3億3000万円の資金調達を発表しました。 iYellは、住宅事業者向けクラウド型住宅ローン業務支援システム「いえーる ダンドリ」を提供しています。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集