注目のスタートアップ

商談内容を自動でテキスト化する営業ツール「Bring Out」を提供する「ブリングアウト」が6,000万円調達

company

2022年11月8日、株式会社ブリングアウトは、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(「AOI1号ファンド」)、合同会社LtGキャピタルパートナーズ、佐々木食品工業株式会社です。

ブリングアウトは、商談内容を自動でテキスト化する営業ツール「Bring Out」や、DXコンサルティング事業を展開しています。

「Bring Out」は、オンライン商談・対面商談の双方において、話者を分離し、音声認識によって商談内容を自動でテキスト化するツールです。

さらに、予算・決算タイミングなど、商談内の重要な箇所を簡単に登録できる機能により、営業マネージャーは効率的に商談のポイントを確認できます。

LtGキャピタルパートナーズからも出資を受け、同社をはじめとする建設業における商談営業や、設計・施工の打ち合わせなどの会話の分析精度向上を進めます。

コロナ禍により、従来の足で稼ぐ営業から、デジタルを活用したオンラインでの営業であるインサイドセールス(内勤営業)への転換が進んでいます。

インサイドセールスはデジタルツールを活用するため、営業活動や顧客の情報を収集・蓄積しやすいという特徴があります。

従来の営業活動では経験と勘によって物事を判断する部分が多くあり、ノウハウが属人化するという課題を抱えていましたが、インサイドセールスでは、デジタルツールと蓄積されたデータを活用することで営業の仕組み化を実現できます。

とくにAIは、これまでのテクノロジーでは難しかった、会話の可視化・定量化(数値化)を実現できるため、これまでにない業務効率化やデータを中心とした営業活動・組織の改善を図ることが可能です。

「Bring Out」は、会話内容の高精度のテキスト化と、重要箇所の抽出機能により、営業における事務作業を大幅に効率化するツールです。これにより、過去の商談内容を素早く確認できるようになるほか、営業マネージャーはブラックボックス化しがちな商談内容を効率的に把握でき、最適な人材育成を行うことができます。

営業は企業の売上を向上させるために必要な業務です。しかし、リソースの足りない創業期は満足できる営業ができないかもしれません。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、少しでも営業の成功率を上げるため、営業ツールの導入や、販路開拓の方法などのノウハウを提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Bring Out DX コンサルティング セールス テキスト化 ブリングアウト 商談 営業 株式会社 自動 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

再生可能エネルギーの導入・ 調達コンサルティングなどの「クリーンエナジーコネクト」が9.4億円調達
2021年12月13日、株式会社クリーンエナジーコネクトは、総額9億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 再生可能エネルギーの導入・調達コンサルティング事業や、新規非FIT再エネ発電…
「アールキューブ」による結婚式などを贈れるギフト・サービス「Anyのふたりへ贈る結婚式」が正式リリース
2020年7月16日、株式会社くふうカンパニーは、グループ会社の株式会社アールキューブが、「Anyのふたりへ贈る結婚式」を正式リリースしたことを発表しました。 「Anyのふたりへ贈る結婚式」は、家族、…
株式会社スクリエ 岡本孝博|口腔領域DXの事業展開が注目の企業
独自の特許を活かした口腔領域DXの事業展開で注目なのが、岡本孝博さんが2018年に創業した株式会社スクリエです。 人生100年時代がいよいよ到来し、それと同時に「健康寿命」というキーワードが飛び交うよ…
提案資料作成クラウド「SmartSlide」提供の「ワッツユアリッチ」が3,000万円調達
2021年12月1日、株式会社ワッツユアリッチは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 提案資料作成クラウド「SmartSlide(スマートスライド)」を提供しています。 提案書…
LINE公式アカウントを活用したECショップ作成サービス「Atouch」を手がける「IRISデータラボ」が1.1億円調達
2024年4月1日、IRISデータラボ株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 IRISデータラボは、ネットショップ作成サービス「Atouch(アタッチ)」を開発・提…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集