注目のスタートアップ

中古住宅リノベーションを手掛ける「ホームネット」が「みずほ銀行」と50億円の融資契約を締結

company

2022年10月25日、株式会社property technologiesは、グループ会社の株式会社ホームネットが、株式会社みずほ銀行の「DX推進サポートローン」にて50億円の融資枠を設定したことを発表しました。

ホームネットは、仲介会社のネットワークを最大限に活用し、中古住宅のリノベーション事業を手掛けています。

みずほ銀行「DX推進サポートローン」は、DXに取り組む企業の資金調達サポートと、DX推進に向けたサポートを行う融資商品です。

今回の融資枠の設定により、中古住宅リノベーション事業において重要な中古住宅の仕入・リノベーションをより積極的に行い、さらに事業を成長させていきます。

日本は欧米と比べて中古住宅の流通比率が低いといわれています。

国土交通省の「既存住宅流通シェアの推移」によると、2018年の既存住宅流通比率は14.5%となっています。アメリカの中古住宅の比率は約80%、イギリスでは85%という数字をみると、驚くほど低い流通比率であることがわかります。

日本で新築ばかりが流通するのは、中古住宅が適切に評価される基準が存在しないこと、売り手・買い手の間で情報の非対称性が生じていることなど、中古住宅を買うことに大きなハードルがあることが理由だといわれています。

一方で、近年は新築一戸建て・新築マンションの価格が高騰しており、中古住宅を選択する人が増加しています。

ほかにも、中古住宅はリノベーションにより自分の好きなように間取りを変更できるという点も認知が進んでおり、リノベーション住宅への注目が高まっています。

また、国内では人口減少や高齢化の進展により、空き家の数が増加しています。これを空き家問題といいます。

総務省「平成30年住宅・土地統計調査」によると、空き家は848万9,000戸(総住宅数の13.6%)であり、2013年から約30万戸増加しています。

放置された空き家は、放火や、災害による倒壊などのリスクがあります。そのため新たに住む人を探すことが重要であり、中古住宅のリノベーションは、こうした空き家問題の解決のためにも重要なビジネスとなっています。

企業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX property technologies ホームネット みずほ銀行 リノベーション 不動産 中古住宅 住宅 契約 株式会社 融資
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

新卒特化のスカウトサービスを提供する「ABABA」が1.2億円調達
2023年3月1日、株式会社ABABAは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ABABAは、新卒特化のダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」を提供しています。 最…
「R.ホールディングス」と「Tranzax」が共同で電子記録債権ファクタリングサービスの提供を開始
2022年6月20日、R.ホールディングス株式会社は、Tranzax株式会社と共同で、電子記録債権ファクタリング(継続的な都度買取)サービスの提供を開始したことを発表しました。 R.ホールディングスは…
ノーコード予測AI「UMWELT」を提供する「トライエッティング」が1.3億円調達
2025年1月31日、株式会社トライエッティングは、総額1億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トライエッティングは、2016年に創業した、名古屋大学発AIベンチャー企業です。 ノー…
建築学生向けサービス「BEAVER」運営の「ArchiTech」が3,500万円調達
2021年5月24日、ArchiTech株式会社は、総額3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 建築学生向けに、設計作品共有サービス・建築ソフト学習サービス・就活支援サービスなどを提供…
時空間解析プラットフォームをベースにDXサービスを提供する「スカイマティクス」が「三重トヨタ自動車」と資本業務提携
2024年5月28日、株式会社スカイマティクスは、三重トヨタ自動車株式会社との資本業務提携による資金調達を実施したことを発表しました。 スカイマティクスは、衛星・ドローンなどリモートセンシングデバイス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集