注目のスタートアップ

超高速・低コストの金属製品造形を可能にする金属3Dプリンターを開発する「SUN METALON」が8億円調達

company

2022年10月17日、株式会社SUN METALONは、総額約8億円(560万ドル)の資金調達を実施したことを発表しました。

SUN METALONは、新原理の金属3Dプリンターを開発しています。

開発する金属3Dプリンターは、従来型の金属3Dプリント技術と比較し、500倍高速かつ1/10以上のコストで金属を造形できることを大きな特徴としています。

2023年上半期に初号機の正式リリースを予定しています。その後段階的に製造可能な部品サイズを拡張していきます。

3Dプリンターとは、3Dのデジタルデータをもとに、樹脂や金属などを素材として物体を作り出す機械のことです。

3Dプリンターは、複雑な形でも造形が行えること、アイデアをすぐに形にできることがメリットです。

製造業などにおける試作や、小ロット量産品のマスター・型の作成、部品の試作などで活用されています。

また近年は扱える素材の種類が増え、最終製品にそのまま使用できる部品の製造や、最終製品そのものを3Dプリンターで製造するといったことも可能となってきています。

金属部品をつくる場合は、素材から削って加工する手法が主流です。

この手法は、ひとつの目的に応じて治具・工具を揃える必要があり、大量に生産しなければコストが下がらないこと、複雑な設計においては高い加工技術が要求されることといった課題を抱えています。

金属の3Dプリントは、従来の金属加工と比べて少量生産では安価であり、さらに複雑な設計を得意としているというメリットがあります。

一方で、その造形に時間がかかることから、生産性が悪く、大量生産には向かないという課題を抱えています。

SUN METALONの金属3Dプリンターは、従来比500倍というスピードで造形できることから、金属3Dプリンターの常識を大きく覆す可能性があります。

近年の技術革新はビジネスにおいて高い効率化や低コスト化を実現しました。創業期からこういった技術を活用することで、ビジネスをより早く成長させることが可能となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3Dプリンター 3Dプリント SUN METALON 技術 株式会社 製品 資金調達 金属 金属3Dプリント
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中古車事業者向けオークション会場展開の「ユー・エス・エス」が「Global Mobility Service」と資本業務提携
2022年5月26日、株式会社ユー・エス・エスは、 Global Mobility Service株式会社と、資本業務提携を行うことについて決議したことを発表しました。 ユー・エス・エス(USS)は、…
ECプラットフォーム「STORES」運営の「ストアーズ・ドット・ジェーピー」と「京都信用金庫」が業務提携
2020年10月14日、ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社は、京都信用金庫と業務提携を開始したことを発表しました。 ストアーズ・ドット・ジェーピーは、ネットショップ作成サービス「STORES」を運…
バイオマスCO2吸収材を手がける「ベホマル」が資金調達
2024年9月2日、株式会社ベホマルは、資金調達を実施したことを発表しました。 ベホマルは、プラスチックをCO2吸収化させる樹脂用添加剤「バイオマスCO2吸収材」の開発・製造・販売を行っています。 添…
DXに関するあらゆるサービスをサブスクによって包括的に提供する「INDUSTRIAL-X」が2.5億円調達
2022年3月30日、株式会社INDUSTRIAL-Xは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 INDUSTRIAL-Xは、DX推進のためのコンサルティングサービス「Reso…
ピッチイベント「IVS2021 LAUNCHPAD NASU」 決勝登壇者14名が決定
2021年11月12日、IVS株式会社は、ピッチイベント「IVS2021 LAUNCHPAD NASU」の登壇者14名が決定したことを発表しました。 「IVS2021 LAUNCHPAD NASU」は…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集