創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年10月13日Bluetoothを用いたハンズフリー認証プラットフォーム「SpeeIDy」を手掛ける「PaylessGate」が2.4億円調達

2022年10月12日、PaylessGate株式会社は、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
PaylessGateは、Bluetoothを用いたハンズフリー認証プラットフォーム「SpeeIDy(スピーディー)」を開発・提供しています。
スマートフォンに搭載されているBluetoothを用い、独自の高精度位置測定技術と、高い認証技術を組み合わせることで、ハンズフリーで非接触の認証・決済を可能とする認証プラットフォームです。
イベントの受付、ポイント・決済、自動改札、スマートキーなど、さまざまな認証・決済サービスとの接続が可能です。これにより、分散するデジタル認証を統合するプラットフォームとしても機能します。
「SpeeIDy」の実証実験として、「さいたま市美園地区におけるオンデマンド交通におけるハンズフリー乗車認証の実証事業」や、「羽田イノベーションシティでの「自動運転バス」におけるデジタル認証による乗車受付」など、複数の事業者と展開しています。
今回の資金は、「SpeeIDy」の開発強化、人材採用に充当します。
—
交通系電子マネーのICカードや、クレジットカードのタッチ決済などの非接触型決済は、専用の端末にかざすだけで即座に決済が完了するため利便性が高い決済方法です。
コロナ禍では、感染症対策のため、レジに並ぶ時間を極力減らしたり、現金の直接のやりとりをなくしたりするため、非接触型決済の導入が進みました。
また、非接触型決済の仕組みは決済だけでなく、鍵の解錠などの認証にも利用することができ、施設の入退場の無人化を実現するにあたって必要不可欠な技術です。
非接触の認証技術としては、顔認証や網膜認証といった生体認証技術も考えられています。
生体認証技術はデバイスを必要としない一方で、プライバシーの問題もあります。そのため、スマートフォンなどのデバイスを利用したものが一般的となる可能性もあります。
PaylessGateの技術は、スマートフォンのBluetoothを利用するというシンプルな仕組みながら、端末をかざさない非接触での決済・認証を実現します。
カバンやポケットにデバイスを入れたまま決済・認証が可能であるため、無人店舗におけるシームレスな決済などを実現します。
ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達や他企業との提携が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | イベント スマートフォン プラットフォーム 実証実験 技術 株式会社 決済 認証 資金調達 非接触 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年7月2日、株式会社フレンバシーは、資金調達を実施したことを発表しました。 プラントベース食品(植物性食品)のオンライン・マーケットプレイス「Vegewel Marché(ベジウェル マルシェ…
2023年2月8日、ながすな繭株式会社は、総額7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ながすな繭は、絹織物をはじめとする伝統的なシルク産業の加工技術に、粉砕加工や微細加工などの技術を組…
2023年9月27日、株式会社Vookは、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本テレビホールディングス株式会社です。 Vookは、映像制作ナレッジ共有サービス「Vook(ヴック…
2022年1月6日、株式会社ティファナ・ドットコムは、「免許さくらさん」を2021年12月28日に開始したことを発表しました。 「免許さくらさん」は、自動車教習所における学科教習がオンラインでできるサ…
2024年8月26日、株式会社PICKは、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、累計調達額は約5億円となりました。 PICKは、不動産・建築DXプラットフォーム「PICKFORM…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

