創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年9月29日360度評価支援クラウド「スマレビfor 360°」など提供の「シーベース」が4.14億円調達

2022年9月28日、株式会社シーベースは、総額4億1,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。
シーベースは、360度フィードバック(多面評価)の支援に特化したクラウド型サーベイシステム「スマレビfor 360°」や、組織診断サービス「スマレビ組織診断」など、HRクラウドサービスである「スマレビ」シリーズを提供しています。
「スマレビfor 360°」は、360度フィードバック導入の障壁となる、回答状況の確認・管理や、回答者の選別、行動改善シートやレポートの作成など煩雑な作業を効率化するサービスです。
今回の資金は、行動計画の作成サポートなどのさらなるサービス開発、営業体制の強化に充当します。
—
360度フィードバックとは、上司・部下・同僚・他部署の管理職・取引先担当者など、対象者に関わるさまざまな人物からの評価により、対象人物のスキル・パフォーマンス・人物像などを明らかにする手法のことです。
通常の評価は上司と部下の関係性が多少なりとも評価に影響してきますが、360度評価は複数の評価者からフィードバックを得られるため評価の客観性が高まるというメリットがあります。
一方で、360度フィードバックの実施には、設問の準備、回答結果の回収・分析、対象者本人へのフィードバックなど多くのプロセスが必要となるというデメリットがあります。
また評価後はそれをどのように行動改善などにつなげるか、効果は出ているかといったことを確認することも重要です。
「スマレビfor 360°」はこうした360度フィードバックの導入・運用を効率化するクラウドサービスであり、さらに360度フィードバックを活用した行動改善の具現化などのコンサルティングも実施していることを特徴としています。
株式会社シーベースのコメント
このニュースを受けまして、株式会社シーベースよりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
大きく3点です。
1. 360度フィードバックを軸にして、組織に「気づき、行動化、習慣化」を根付かせるための、サービス開発・強化を行います。
2. 今回の調達の出資元であるSGインキュベート様、静岡キャピタル様との業務提携を皮切りに、地方での顧客基盤を開拓していきます。
3. 組織開発コンサルタントを始めとした人材採用を強化します。
・今後の展望を教えてください。
多様な価値観、異なる雇用形態、勤務形態、リモートワークなど人と組織の関係は複雑さを増していきます。自分の価値観と他者の価値観が異なる中で共創をするためには、目的を共有し、認識をすり合わせるフィードバックと対話が不可欠です。CBASEのミッション「フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする」の実現に向けてサービス開発、販路拡大を強化します。
・読者へのメッセージをお願いします。
どんな人も組織も、360度フィードバックを活用した「気づき、行動化、習慣化」のサイクルが回ることで成長し、イキイキと活躍することができます。当社はこのカルチャーを日本で浸透させたいと本気で考え、サービス開発および顧客基盤拡大を進めています。
今回のラウンドをきっかけに、ますます事業成長のドライブをかけてまいります。
働きやすい環境を整備し人材の能力を最大限に引き出すことは、企業の成長のためにも重要です。環境構築のためには最新のシステムを導入するのがよいでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | 360度フィードバック HR クラウド コンサルティング サポート シーベース スマレビ スマレビfor 360° フィードバック 多面評価 支援 株式会社 組織 行動計画 診断 評価 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年3月4日、株式会社ミツモアは、資金調達を実施したことを発表しました。 ミツモアは、オンライン見積もり比較・発注サービス「ミツモア」や、現場業界向け業務改善SaaS「プロワン」を開発・提供して…
2024年1月30日、株式会社ファーメンステーションは、総額2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファーメンステーションは、独自の発酵技術と未利用バイオマス・微生物データベースを…
2023年8月3日、株式会社N.ジェンは、株式会社Glia Computingと資本業務提携を行ったことを発表しました。 Glia Computingは、AI図面情報抽出・検索サービス「Learnin…
水産庁は「令和5年度水産物輸出拡大連携推進事業」の追加公募について発表しました。 2025年の水産物の輸出額5,568億円目標の達成に向けて、生産者、加工・流通業者と輸出関係業者等が連携して海外市場に…
2023年8月1日、株式会社SABUは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SABUは、歯科専門のクラウドバックオフィス(オンライン事務代行)サービスを提供しています。 歯科専門スタッ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…