注目のスタートアップ

テクノロジーを活用した歯科医療支援事業を展開する「Dental Prediction」が1.5億円調達

company

2022年8月30日、株式会社Dental Predictionは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Dental Predictionは、症例・歯科商品の3Dデータを作成し、3Dプリンティング模型やXRにすることで、歯科治療や歯科広告を支援する「DenPre 3D Lab」、IBMのAIプラットフォームWatsonによってユーザーの最適な歯科医院検索を実現するサービス、歯科メタバース・デジタルツインを活用した医療支援事業・教育事業を展開しています。

今回の資金は、研究開発チームの拡充、デジタルツイン関連医療機器の開発、マーケティング活動の強化、海外展開に向けた準備などに充当します。

デジタルツインとは、物理空間のデータを取得し、仮想空間にデジタルなコピーを再現することで未来をシミュレートする技術です。

たとえばインフラ設備でデジタルツインを活用すると、迅速に不具合を発見できるため、事故が起きる前に修復することが可能です。

Dental Predictionは、このデジタルツインとVR技術を活用し、歯科手術の遠隔指導・支援の研究開発を行っています。

すでに、ソフトバンクと医療VRスタートアップのHoloeyesと共同で実証実験を行い、遠隔でのインプラント手術の指導を実施し、無事に完了させています。

通常の歯科医師は勤務先のクリニックにいるベテラン医師の指導によって診断・治療技術を培います。

そのためクリニックによってスキルにばらつきがあり、これが歯科医療の格差を生んでいます。

遠隔指導が実現することで、地方にいる歯科医師は優秀な指導医から技術を学ぶことができ、医療格差がなくなると考えられます。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D 3Dデータ Dental Prediction テクノロジー デジタルツイン メタバース 医療 医療機器 支援 株式会社 歯科 治療 研究開発 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業の仕方サムネイル
起業の仕方を大解剖!初めての素人でも失敗しない起業の6つのステップと手順とは?
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
事業計画書とは?書き方の18ステップやメリットを解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

海外スタートアップに特化した情報プラットフォーム運営の「Zuva」が8,000万円調達
2019年10月16日、Zuva株式会社は、約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、早稲田大学提携VCであるウエルインベストメントです。 海外スタートアップに特化した情報プ…
運送会社同士の敷地のシェアサービス「ドラ基地」が4/1にリリースへ
2022年3月9日、株式会社スペースは、「ドラ基地」のβ版を2022年4月1日にリリースすることを発表しました。 「ドラ基地」は、運送会社同士の敷地シェアサービスです。 駐車場・荷下ろし場・フォークリ…
位置情報AIと衛星インテリジェンスの「LocationMind」が11.6億円調達
2022年9月9日、LocationMind株式会社は、総額11億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LocationMindは、位置情報ビッグデータとIoT機器を活用した位置情報…
ダイヤモンド半導体の社会実装を目指す「大熊ダイヤモンドデバイス」が3.3億円調達
2024年2月15日、大熊ダイヤモンドデバイス株式会社は、総額3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 大熊ダイヤモンドデバイスは、ダイヤモンド半導体を開発するスタートアップです。 …
企業・教育機関の「Google Workspace」を活用したDXを支援する「ストリートスマート」が資金調達
2021年4月6日、株式会社ストリートスマートは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、サテライト・オフィス・サービス「ZXY(ジザイ)」を展開する株式会社ザイマックスです。 ストリートス…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集