注目のスタートアップ

和牛受精卵の⽣産・販売・移植・技術開発を手掛ける「ノースブル」が資金調達

company

2022年7月29日、株式会社ノースブルは、資金調達を実施したことを発表しました。

ノースブルは、和牛受精卵の⽣産・販売・移植・技術開発を展開しています。

和⽜の受精卵の買い取り・生産、乳牛への移植・販売までを一貫して行っています。

今回の資金は、牛受精卵の専門家の育成、さならる販路拡大に向けた生産体制の確保に充当します。

国内の畜産・酪農業界は、高齢化の進行や飼料価格や生産資材の高騰の影響により、和牛の仔牛を生産する繁殖農家が減少しているという課題を抱えています。

近年は大規模経営の推進によって飼養頭数自体は減少していないのですが、海外からの需要などもあり生産が追いついていない状況にあります。

そこでノースブルが手掛けているような、和牛受精卵の生産・移植事業が注目されています。

和牛の受精卵の移植とは、優秀な母牛にホルモン処置を行うことで多数の受精卵を採取し、これを乳牛に移植して和牛を出産するというものです。

より優秀な血統の和牛をより多く生産するための技術であり、1990年以降、和牛受精卵移植による生産が行われています。

一方で、受精卵移植技術は、受精卵の採取、受精卵の凍結・保存、牛の発情同期化、受精卵の移植といった、複数の高度な技術を必要とします。

そのため受精卵移植を行える組織・人材が限られており、大きな普及には至っていません。

ノースブルは、和牛受精卵移植技術の普及に向けて、専門家の育成などに取り組んでいます。

テクノロジーの大幅な進展により、さまざまな業界で業務の高度化が進んでいます。そのため企業の成長には専門的な技術を身につけた人材の採用が重要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 技術 株式会社 生産 畜産 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

コミュニティ特化型オウンド・プラットフォーム「OSIRO」提供の「オシロ」が資金調達
2020年2月27日、オシロ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 コミュニティ特化型オウンド・プラットフォーム「OSIRO」を開発・提供しています。 ファン・コミュニティを運営するための…
「TERASS」が家の買い替えサービス「Home Trader」をリリース
2021年2月17日、株式会社TERASSは、「Home Trader(ホームトレーダー)」をリリースしたことを発表しました。 「Home Trader」は、家の買い替えサービスです。 新居の購入から…
コミュニティサクセスプラットフォーム「Commune」を提供する「コミューン」が55億円調達
2025年9月3日、コミューン株式会社は、総額55億円の資金調達を発表しました。 コミューンは、コミュニティサクセスプラットフォーム「Commune」や社内コミュニティサービス「Commune for…
オールインワン動物病院運営システムを提供する「ミニイク」が資金調達
2023年11月20日、ミニイク株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ミニイクは、オールインワン動物病院運営システム「ミニイク」を提供しています。 オンライン予約、電子カルテシステム、勤…
Web3プロジェクト発のIP/コンテンツ創出を手がける「microverse」が2億円調達
2023年2月22日、microverse株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 microverseは、NFTプロジェクトの構築・実行に必要なAPI群を備えた自社プロダクト「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集