小規模分散型水循環システムを開発する「WOTA」 「渡辺パイプ」による出資が決定

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2022年7月27日、WOTA株式会社は、渡辺パイプ株式会社から出資を受けることが決定したことを発表しました。

WOTAは、持ち運べる水再生プラント「WOTA BOX」・水循環型手洗いスタンド「WOSH」の提供や、小規模分散型水循環システムと水処理自律制御技術の開発を展開しています。

小規模分散型水循環システムは、​既存のWOTA製品で用いている膜処理・殺菌処理に加えて、微生物に有機物を分解させる生物処理を追加した水処理システムです。この水処理システムは、住宅規模の全排水の再生循環利用を目的としています。

今回の出資により、渡辺パイプが培った管材・住設など生活インフラ領域でのノウハウ・リソースを活用し、小規模分散型水循環システムのプロダクト化と社会実装に共に取り組んでいきます。

国連によると、世界では安全な飲み水を確保できていない人口は20億人以上、下水設備を利用できない人は40億人を超えています。

水は人間が生きるために必要不可欠なものですが、不潔な水を使用していると感染症にかかってしまうため、病気の不安なく生活するためには清潔な水の確保が必要となります。

さらに近年は世界的な気候変動により干ばつが増加しており、人類が使用できる水資源が減少しています。

SDGs(持続可能な開発目標)においても、目標6で「安全な水とトイレをみんなに」が掲げられており、企業による取り組みに期待がかかっています。

水不足を改善するには、たとえば、生活排水の再利用や循環利用などが考えられ、これにはテクノロジーの活用が欠かせません。

WOTAは、人間が使用して汚れてしまった排水を、もう一度使用可能な水へと変えることで、水不足や環境汚染など、水に関するさまざまな課題を解決することを目指しています。

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