注目のスタートアップ

車両の現在位置・軌跡と農作業の進捗を可視化する農業管理ツール「レポサク」を提供する「エゾウィン」が「面白法人カヤック」と資本業務提携

company

2023年1月12日、エゾウィン株式会社は、株式会社カヤックと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

エゾウィンは、車両と圃場の管理ツール「レポサク」を開発・提供しています。

専用のデバイスをシガーソケットに挿すことで車両の現在位置・軌跡をスマートフォンから確認できるようになり、これにより作業状態の可視化、作業が完了した圃場の可視化・リアルタイムの集計、無線連絡の削減、見回りの削減、給油・故障の可視化を実現し、農作業を効率化するサービスです。

エゾウィンは、北海道道東にある標津町にて2019年に創業したスタートアップです。「レポサク」は主に北海道内の農家・農協に導入されています。

今回の資金は、上場を見据えた経営戦力と組織づくり、「レポサク」の地方展開の強化、高度なエンジニア人材の採用などに充当します。


国内の農業は、少子化や後継者不足による人手不足、高齢化による生産性低下、中山間地区が多いことによる過酷な環境、近年の気候変動など、さまざまな課題を抱えています。

北海道は国内でもっとも食糧を生産している地域ではありますが、北海道でも農家が減少しており、1976年に13万戸あった農業経営体は、2020年に約3.75万戸へと大幅に減少しています。

さらにここ20年は減少の幅が大きく、北海道においても担い手の問題は深刻になっています。

北海道の農業は、他県の1経営体あたりの経営耕地面積が平均2.2haであるのに対し、北海道では平均30.2haと大規模農業が実施されていることが特徴的です。

北海道の農業においては、担い手の減少・高齢化に対応するため、スマート農業が推進されています。

大規模農業では複数台のトラクターが同時に稼働するなどの特徴があり、スマート農業ではGPSを活用した自動走行システムや、GPSを活用したガイダンスシステムなどの導入が進められています。

エゾウィン株式会社のコメント

このニュースを受けまして、エゾウィン株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資本業務提携の目的は何ですか?

文中にもありますが、上場を見据えた経営戦力と組織づくり、「レポサク」の地方展開の強化、高度なエンジニア人材の採用を目的としています。

・今後の展望を教えてください。

全国的にも農業DXのレポサクが広まるように、お客様目線で開発を続け、サービスを提供することです。

・読者へのメッセージをお願いします。

農業関係のスタートアップに転職を考えている方は、ぜひエゾウィン株式会社をご検討ください。
北海道x農業 x 自社開発xフルリモート
これらの内容に当てはまる方を募集しております。

IoTは農業だけでなく、さまざまな領域で活用され、人手不足の改善や生産性・収益性の向上に貢献しています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ GPS IoT Reposaku Sagri アグリテック カヤック シガーソケット リアルタイム レポサク 可視化 圃場 把握 株式会社 管理 資本業務提携 車両 農家 農業 面白法人カヤック
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

自動運転システム開発の「ティアフォー」が113億円調達
株式会社ティアフォーは、総額113億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ティアフォーは、オープン・ソースの自動運転OS「Autoware」の開発を主導しています。 また、自動運転システムの開発…
IoT・ディープラーニングの「Preferred Networks」が20億円超調達!
平成29年12月11日、株式会社Preferred Networksは、第三者割当増資の実施を発表しました。 引受先は、博報堂DYホールディングス、日立製作所、みずほ銀行、三井物産です。 それぞれ、約…
クリエイター・プロダクション事業など展開の「BitStar」が10億円調達
2020年8月17日、株式会社BitStarは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 クリエイター・プロダクション「BitStar」や、コンテンツ・スタジオ「BitStar Studi…
金融サービス技術・ライセンス基盤「BaaS」提供の「Kipp Financial Technologies」が5億円調達
2021年4月13日、Kipp Financial Technologies株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 金融サービスを開発・運用するための技術・ライセンス基盤「Ba…
【最大800万円補助】令和6年度「農業生産におけるプラスチック排出抑制対策事業のうちプラスチック代替資材導入推進事業」
農林水産省は、令和6年度「農業生産におけるプラスチック排出抑制対策事業のうちプラスチック代替資材導入推進事業」の公募について発表しました。 農業生産現場において、プラスチックの使用削減・適正回収・リサ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集