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ブライダル業界に特化したマーケティングツール「Oiwaii」などを提供する「TAIAN」が8,200万円調達

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2022年7月28日、株式会社TAIANは、総額約8,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

TAIANは、ブライダル業界に特化したマーケティングツール「Oiwaii(オイワイー)」や、Web招待状・席次表「Concept Marry(コンセプトマリー)」、ブライダル業界向けマーケティングWebマガジン「BRIDAL DX MAGAZINE」、ブライダルマーケティングについて学べるプログラム「Bridal marketing Lab」を展開しています。

「Oiwaii」は、顧客管理、マーケティングオートメーション(MA)、予約の自動化、フェア管理などを提供するブライダル業界に特化したクラウドサービスです。

今回の資金は、さらなるサービス拡張や、人員拡充に充当します。

若年層人口の減少により結婚する件数も減少が続いています。ピークだった1972年の婚姻件数は約110万組だったのですが、2018年には過去最低を更新し、約58.6万組にまで減少しています。

結婚式場の運営を主とするブライダル業界としては、結婚件数の減少は収益の低下に直結する課題となっています。

そこでブライダル業界においても顧客のLTV(顧客生涯価値)最大化の重要性が高まっています。

LTVとは、ある顧客が一生のうちに合計どれだけの利益をもたらしてくれるのかという指標です。

しかし結婚式は生涯で一度しか挙げないというケースが多いため、ブライダル業界におけるLTVの考え方は、結婚式にゲストとして参列した者がその式場を気に入り自身の結婚式場としても利用することや、新郎新婦がのちに結婚式以外の用途で利用することなどを想定しています。

これまでのブライダル業界では、こういった参列者を重要な顧客として捉え、リピーターとするという考えが根づいていなかったため、貴重な顧客情報を活用できずにいました。

そのため、CRM(顧客関係管理)を活用した顧客を中心としたマーケティングは大きな効果を発揮すると考えられており、ブライダル業界では注目が高まってきています。

また、ブライダル業界では結婚式の開催だけでない事業の多角化が進んでいるため、今後ブライダル業界において顕在化する課題を解決するサービスの需要が高まると考えられます。

コロナ禍や消費行動の変化などにより市場に大きな変化が訪れています。こうした状況ではマーケティングでも新たな手法が生み出され、それに必要なツールも提供されています。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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