注目のスタートアップ

データ活用に必要なすべてをSaaS/PaaSで提供する「DATAFLUCT」が11億円調達

company

2022年4月13日、株式会社DATAFLUCTは、総額11億円の資金調達を実施したことを発表しました。

DATAFLUCTは、データ活用に必要なすべてをSaaS/PaaSで提供し、データ活用の民主化を推進しています。

プロダクトとしては、非構造化データを含むあらゆるビッグデータをカタログ化できるデータレイク/データウェアハウス「AirLake(エアーレイク)」といったプラットフォームや、脱炭素のための“環境価値”流通プラットフォーム「becoz(ビコーズ)」、最新の外部データを用いた高精度の需要予測サービス「Perswell(パースウェル)」、データの力でサステナブルなまちづくりを実現する「TOWNEAR(タウニア)」など13の領域のサービスを提供しています。

今回の資金は、事業・サービス開発、人材採用の強化、セールス・マーケティングに充当されます。

経済産業省は、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)が実現できなかった場合、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性を指摘し、これを2025年の崖と呼んでいます。

DXとは、デジタル化などICTを活用することにより、企業活動を根本的に変革することを指します。単なるデジタル化ではないことに注意が必要です。

DXではデジタル化によって得られたデータをいかに活用するかが重要ですが、多くの企業ではデータを分析・活用するための基盤がないこと、データを扱う人材がいないことが課題となっており、本質的なDXが進んでいないという状況にあります。

企業では様々なデータが蓄積されていますが、多くの場合そのデータは散らばっています。データごとにつながりがなく、サイロ化と呼ばれる状況となっています。そのため企業全体としてデータを活用したり最適化を図ったりすることが難しいのです。

データレイクやデータウェアハウスはこの課題を解決するために生まれたデータを格納・管理するためのプラットフォームです。

データレイクは、センサーのログや、SNSの投稿など、時間によって次々と生まれてくる生のデータを統合して扱うためのプラットフォームです。

一方、データウェアハウスは、社内で利用しているアプリやシステムに保管された構造化データを収集し、目的別に統合することで分析業務を効率化することを目的としたプラットフォームです。

DATAFLUCTは、このデータレイクとデータウェアハウスの両方の性質を持った、データを統合的に扱うためのプラットフォーム「AirLake」の提供を通じ、企業のDXを支援しています。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AirLake DATAFLUCT DX PaaS SaaS エアーレイク データ データ・サイエンス データウェアハウス データレイク データ活用 ビッグデータ 株式会社 資金調達 非構造化データ
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

セキュリティ・トークン・オファリング(STO)事業展開の「スタンダードキャピタル」が3.3億円調達
2019年12月2日、スタンダードキャピタル株式会社は、総額約3億2,890万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ベンチャー・キャピタル事業や、セキュリティ・トークン・オファリング(STO)事…
荷主と配送パートナーをつなぐプラットフォーム「PickGo」など提供の「CBcloud」が60億円調達
2021年12月17日、CBcloud株式会社は、総額約60億円の資金調達を実施したことを発表しました。 荷主と配送パートナーを直接つなぐプラットフォーム「PickGo」や、運送会社向け業務支援システ…
AIを活用したソフトウェアテスト自動化ツール「Autify」を提供する「オーティファイ」が20億円調達
2024年6月18日、オーティファイ株式会社は、総額約20億円(1,300万米ドル)の資金調達を実施したことを発表しました。 オーティファイは、AIを活用したソフトウェアテスト自動化ツール「Autif…
フードデリバリー最適化SaaS「フードデリバリーマネージャー」展開の「Lisa Technologies」が1.15億円調達
2021年9月21日、Lisa Technologies株式会社は、総額約1億1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店が運用するフードデリバリーの運用支援、アカウント最適化を行う…
クラウド人事労務ソフトを提供する「SmartHR」が214億円調達
2024年7月1日、株式会社SmartHRは、総額約214億円の資金調達を実施したことを発表しました。 リード投資家は、カナダの年金基金であるオンタリオ州教職員年金基金(Ontario Teacher…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集