注目のスタートアップ

アレルギー対応をITで支援する「CAN EAT」が資金調達

company

2022年7月27日、株式会社CAN EATは、資金調達を実施したことを発表しました。

CAN EATは、飲食店向けの「アレルギー管理サービス」、会食ゲストのアレルギー情報を取得するためのWebサービス「アレルギーヒアリングシステム」、食べられないものを登録し店舗・友達に伝えられるサービス「CAN EAT」を提供しています。

「アレルギー管理サービス」は、飲食店向けのアプリです。加工品の原材料欄をスマートフォンで撮影して登録するだけで、正しいアレルギー情報を把握・検索・出力できるサービスです。

「アレルギーヒアリングシステム」は、ホテルやウェディングなどの会場において、会食ゲストのアレルギー情報をQRコードで把握することができるWebサービスです。

QRコードを発行し事前にゲストから詳しい食事制限情報を直接取得することで、顧客とのやり取り、料理伝票、配席表への転記作業を削減し、正確で効率的なアレルギー対応を実現するサービスです。

今回の資金は、アレルギー対応ITサービスの開発・運営、AIを用いた味覚分析研究、採用・組織体制の強化などに充当します。

アレルギー反応とは、免疫の過剰反応によって引き起こされる反応のことです。

その症状には蕁麻疹やかゆみなどの皮膚の症状から、鼻づまりなどの粘膜の症状、下痢や嘔吐などの消化器症状、頭痛や意識障害などの神経症状、血圧低下や不整脈の循環器症状などさまざまなものがあります。また、重篤な症状をアナフィラキシーと呼び、時には死に至ることもあります。

アレルギーを引き起こす物質にはさまざまなものがありますが、食品によって起こるアレルギーを食物アレルギーといいます。

国内では、食物アレルギーを持つ消費者の健康被害の発生を防止するため、加工食品については、特定の原材料をアレルギー表示として記載する義務があります。

一方で、飲食店にはアレルギー表示義務がないため、食物アレルギーを持つ人は飲食店の利用に慎重になるという傾向があります。

そのため、アレルギーを持つ人を集客したり健康被害を防止するためには、アレルギー表示をしたりするなどアレルギー対応が重要となっています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「飲食開業手帳」では、Webを活用した集客ノウハウについて詳しく解説しています。デリバリーやテイクアウトに取り組む飲食店の役に立つはずです。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CAN EAT IT アレルギー アレルギーヒアリングシステム アレルギー管理サービス 対応 情報 料理 株式会社 資金調達 食事 食事制限 食品 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

高級時計・ブランドバッグの二次流通サービスを展開する「アワバリュー」が資金調達
2022年10月31日、株式会社アワバリューは、資金調達を実施したことを発表しました。 アワバリューは、高級時計・ブランドバッグ・ジュエリーの一括査定サービス「PREMIER VALUE 一括査定」、…
空飛ぶクルマと物流ドローンを開発する「SkyDrive」が資金調達
2023年4月6日、株式会社SkyDriveは、資金調達を実施したことを発表しました。 SkyDriveは、空飛ぶクルマ(エアモビリティ)と、1回の飛行で30kgの荷物を運搬できる物流ドローン「Sky…
集金業務のキャッシュレス化・DXの「エンペイ」が4億円調達
2021年4月1日、株式会社エンペイは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 保育園・こども園・幼稚園・学校・塾・習い事教室などに特化した集金業務支援サービス「enpay(エンペイ)」を…
AI・自然言語処理技術を活用して開発・コンサルティング・サービス提供を行う「pluszero」と「アップセルテクノロジィーズ」が資本業務提携
2023年6月28日、アップセルテクノロジィーズ株式会社は、株式会社pluszeroと、資本業務提携を行ったことを発表しました。 pluszeroは、AI・自然言語処理技術を活用して開発・コンサルティ…
米ぬか由来の機能性成分スーパービタミンEなど製造の「ファイトケミカルプロダクツ」が2,000万円調達
2020年10月19日、ファイトケミカルプロダクツ株式会社は、2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 東北大学大学院工学研究科北川尚美教授が開発したイオン交換樹脂によるフロー型の反応分…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集