注目のスタートアップ

学生向け履修管理SNS「Penmark」運営の「ペンマーク」が4.1億円調達

company

2022年7月12日、株式会社ペンマークは、約4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社前澤ファンドです。

ペンマークは、学生向け履修管理SNS「Penmark(ペンマーク)」を運営しています。

公式シラバスから授業を登録できる時間割機能や、授業に対するレビュー機能、課題の締切管理、出欠管理、カレンダー機能、授業ごとのトークルーム(チャット・DM機能)、学内掲示板を備えています。

2022年7月現在、対応大学数は4,000校を超えています。

大学は規模が大きいことが多いため、発信する情報も多岐にわたります。

ほとんどの大学は履修登録などで必要となる専用のシステムやWebページを持っていますし、学生専用のメールアドレスも配布します。そのため重要な情報の多くはそういったところで発信しています。

一方で、学内掲示板や研究室の掲示板は伝統的な情報発信手段であり、現在も重要事項はそこで掲示を行っているという大学も多いかもしれません。

また大学や教員によってはSNSで情報を発信している場合もあります。

そのため大学側が発信する情報はさまざまな場所に散らばっており、学生はその情報を見つけることに手間がかかっている状態にあります。重要な情報を見つけられず、何らかの被害を被る(単位を落としてしまうなど)こともあるかもしれません。

現在、ほとんどの学生はスマートフォンを所持しています。もし大学側が発信する情報が一元化され、スマートフォンからすぐに確認できれば非常に便利になることは想像に難しくありません。

こういった課題を解決するため、大学によっては大学専用のアプリを開発し提供している場合もあります。また、大学アプリを構築するためのプラットフォームなども提供されています。

「Penmark」は、履修管理をメインとしながらも、学生同士が交流できるSNS機能を搭載することで、これまで接点がなかった学生同士をつなげることを実現しています。

今後、大学生協が果たしてきた機能をオンラインで代替するため、各種事業会社と連携し、学生ごとに最適化した情報を提供できるようサービスを強化していく方針のようです。

株式会社ペンマークのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ペンマークよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

CXO人材やエンジニア、営業職をはじめとする幅広い職種での採用、および新規事業開発に投資していきます。

・今後の展望を教えてください。

今後ペンマークは、「学生の一生を豊かにする」ことをミッションに掲げ、これまで大学生協が果たしてきた機能をオンラインで代替していきます。大学生協は、教科書や電子機器などの購買事業、旅行・資格・家探し・就職支援などのサービス事業、その他食堂や共済等の事業を展開しており、その売上は年間約2,000億円に上ると言われています。

弊社はこの「大学生協関連市場」の中で、まずは教科書や電子機器の販売・賃貸・アルバイト等の領域において事業会社と連携し、学生1人1人に最適化した情報を提供できるようサービスを強化し、大学生活をテクノロジーで変革していきます。

よろしければ、こちらの資料もご覧くださいませ。
https://recruit.penmark.jp/
https://recruit.penmark.jp/a0694d5c4a204ff18d0ba7a1aacf5ca9

SNSは上手く活用することで、大きなマーケティング効果を得ることができます。「冊子版創業手帳」では、インターネットやSNSを活用したPR方法について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Penmark SNS カレンダー チャット ペンマーク 大学 学生 履修登録 履修管理 教育 教育機関 株式会社 管理 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クラフトビールの定期便「Otomoni」やクラフトビールの流通支援を手がける「Brewtope」が2億円調達
2025年4月22日、Brewtope株式会社は、約2億円の資金調達を発表しました。 Brewtopeは、クラフトビールの定期便「Otomoni」、クラフトビールのコレクションアプリ「BEER BOO…
財務戦略コンサルティングの「日本財務戦略センター」と農業コンサルティングの「ナチュラルアート」が業務提携
2020年10月26日、株式会社日本財務戦略センターは、株式会社ナチュラルアートと業務提携契約を締結したことを発表しました。 日本財務戦略センターは、中小企業を中心に財務戦略コンサルティングや、M&A…
建機の遠隔操作・自動運転の「ARAV」が6,300万円調達
2021年3月8日、ARAV株式会社は、総額6,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 既存の重機に後付けすることで、遠隔操作や自動操縦を行えるようにするプロダクトを開発しています。 20…
「DRD4」が距離で支払うマイカーサービス「エンキロ」をリリース
2023年9月1日、DRD4株式会社は、「エンキロ」の提供を2023年9月1日から開始することを発表しました。 「エンキロ」は、リース契約した自動車について、月額固定料金と走行距離1kmあたりの距離料…
AI導入コンサルテーション事業など展開の「調和技研」が3億円調達
2020年5月19日、株式会社調和技研は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AI導入コンサルテーションを中心に、AI研究開発・実装・運用、AIエンジンの提供、AI技術者の人材育成を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集