AI・ロボティクス事業を展開する「TRIBAWL」が「セグウェイジャパン」と資本業務提携

tips

2022年7月12日、TRIBAWL株式会社は、セグウェイジャパン株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

TRIBAWLは、顔認証・画像解析事業、AIアバター事業、AI声帯解析事業・網膜解析事業、ロボティクス事業などを展開しています。

セグウェイジャパンは、セグウェイ社が展開する電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」シリーズの日本販売総代理店としてセグウェイ事業や、ロボット事業、環境事業を展開しています。

今回の提携により、TRIBAWLが持つAI技術やソフトウェア開発技術と、セグウェイジャパンのモビリティやロボットを融合させ、さまざまなモビリティ事業を展開していきます。

まずは、セグウェイジャパンが展開する各種モビリティ事業の運用管理プラットフォームや課金システムを開発します。

ほかに、配膳ロボットや自動配送ロボットなどのモビリティを提供していく計画です。

2001年に登場したセグウェイは、電動のパーソナルモビリティとして画期的なプロダクトで、大きな話題を集めました。

一方で、セグウェイはクリーンな乗り物として宣伝されましたが、パーソナルモビリティとしては高価だったため販売数が伸びず、また近距離移動としてはすでに自転車というモビリティがあることから市場での立ち位置は安定しませんでした。その後セグウェイは米国では警察や警備会社などに導入され、機動力の高さが評価されることになりました。

一方で国内においては法律が普及を妨げる大きな要因のひとつとなりました。公道を走ることができないため、セグウェイはゴルフ場などのプライベートな空間でアトラクションの一部などとして導入されています。

近年はSDGsの推進もあり、クリーンな乗り物の社会実装が求められており、電動モビリティへの注目が大きく集まっています。

とくに構造がシンプルで安価に製造できる電動キックボード(電動キックスクーター)は多くの国での普及が進んでおり、国内でも法律の改正が行われるなど、社会実装に向けた取り組みが進んでいます。

セグウェイ自身も電動キックボード「Max Plus」を展開しており、新たな電動モビリティ事業に取り組んでいます。

また、将来的にはモビリティには自動運転技術が搭載されることになります。完全かつ安全な自動運転技術が実現されると、物流などもほぼ自動化されることになるでしょう。

TRIBAWLは画像解析やロボティクスの知見を有しており、今回のセグウェイジャパンとの提携により、配膳ロボットや自動配送ロボットなどのモビリティの開発を共同で行っていくとしています。

他社との提携や協業は、ビジネスの拡大や新たなイノベーションを起こすために重要なもののひとつです。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ AI モビリティ ロボット ロボティクス 株式会社 画像解析 資本業務提携 電動 電動キックボード 顔認証
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ホームページ作成ツール「ペライチ」 予約機能の「日程調整タイプ」無料提供を開始
2024年5月21日、株式会社ペライチは、提供するホームページ作成ツール「ペライチ」において、予約機能のうち「日程調整タイプ」の無料提供を開始したことを発表しました。 「ペライチ」は、無料から利用でき…
AIと金融工学により金融サービスを提供する「MILIZE」が資金調達
2023年4月3日、株式会社MILIZEは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社が運営するファンドです。 MILIZEは、AIと金融工学を活用し…
抗体遺伝子を改変して作ったオリジナル抗体「Q-body」の社会実装を目指す「HikariQ Health」が6,500万円調達
2023年1月27日、株式会社HikariQ Healthは、総額6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 HikariQ Healthは、抗体遺伝子を改変して作ったオリジナル抗体「Q-…
フェムテック専門ECサイトの運営や法人へのフェムテック市場参入コンサルなどの「fermata」が2.1億円調達
2022年4月27日、fermata株式会社は、総額2億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 fermataは、フェムテック専門ECサイト「fermata store」の運営、商品に…
営業データプラットフォーム「infobox」を提供する「インフォボックス」が16.5億円調達
2025年1月21日、株式会社インフォボックスは、総額16億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 インフォボックスは、営業データプラットフォーム「infobox」を提供しています。 企…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集