注目のスタートアップ

「コンテンツデータマーケティング」が資金調達 コンテンツファンビジネスを推進するSaaS「Uniikeyz」を正式リリース

company

2022年6月30日、株式会社コンテンツデータマーケティングは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社講談社、凸版印刷株式会社、株式会社CARTA COMMUNICATIONSです。

また、「Uniikeyz」を正式リリースしたことも併せて発表しています。

「Uniikeyz」は、コンテンツファンビジネス特化型SaaSです。

会員認証・管理サービス「Uniikey」、データマーケティング基盤「Uniikey Experience Cloud」、コンテンツファンビジネスをひとつのサイトで実現するサービス「Uniikey D2C Cloud」の3つのプロダクトから成り立っています。

コンテンツデータマーケティングは、講談社が中心となって2020年に設立された企業です。

「Uniikeyz」に搭載されたAIは、出版社のノウハウと日々配信されるWebサイト・電子書籍の情報をもとに、それぞれのファンに最適なコンテンツを届けることを支援します。

さまざまな業界でファンマーケティング(ファンビジネス)が注目されています。

ファンマーケティングとは、企業・ブランド・プロダクト・サービスのファンとの関係性を深め、中長期的な売上の拡大を測るマーケティング手法です。

ファンマーケティングが注目されている理由は、市場はすでにさまざまなプロダクト・サービスで溢れかえっており、機能性で勝負できず、かといってプロモーションしたとしても、情報の流れが速いせいですぐに埋もれてしまうという状況にあるからです。

また、企業の売上の8割は全体の2割の顧客がもたらしていることがわかっています。これをパレートの法則と呼びます。ファンはこの2割の顧客にあたります。

ほかにもファンは口コミなどで自発的にプロダクトを広げてくれる可能性があります。そのためファンは売上においてもマーケティングにおいても非常に重要な存在なのです。

「Uniikeyz」は、コンテンツビジネスにおけるファンマーケティングに特化したSaaSです。

コンテンツビジネスではコンテンツの販売場所・経路が多種多様になることが多いのですが、「Uniikeyz」のサービスのひとつ「Uniikey」によって把握しづらい顧客の一元管理を実現しています。

「Uniikey Experience Cloud」ではデータ分析を、「Uniikey D2C Cloud」では直接顧客にコンテンツを届けるコンテンツD2Cを実現できるため、コンテンツビジネスにおけるファンマーケティングを一体的に推進していくことができます。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。とくにSNSマーケティングやファンマーケティングはリアルな顧客な声を聞けることが大きなメリットです。「冊子版創業手帳」では、創業期でも行えるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Uniikey D2C Cloud Uniikey Experience Cloud Uniikeyz コンテンツ コンテンツデータマーケティング ファン・ビジネス マーケティング 出版社 講談社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ECプラットフォーム「ecforce」提供の「SUPER STUDIO」が44億円調達
2022年6月22日、株式会社SUPER STUDIOは、総額約44億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SUPER STUDIOは、ECプラットフォーム「ecforce(イーシーフォース)」…
O2Oマーケティングなどの「GENEROSITY」がMBO実施 9億円調達
2019年9月18日、株式会社GENEROSITYは、経営陣が保有する特別目的会社(SPC)を通じて、親会社であるニューホライズンキャピタル株式会社から当社株式の100%を取得し、マネジメント・バイア…
AIライティングアシスタント「Xaris」を提供する「スタジオユリグラフ」が2,500万円調達
2024年1月18日、株式会社スタジオユリグラフは、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スタジオユリグラフは、AIライティングアシスタント「Xaris(カリス)」の開発・提供、…
ソーシャルコラボレーションサービスを展開する「Castee」が4億円調達
2024年11月6日、株式会社Casteeは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Casteeは、ソーシャルコラボレーションサービス「Castee」や、成果報酬型の法人向けコラボ動画…
Web3領域においてメタバースプロモーション・企画・マーケティングなどを手がける「N3」と「GFA」が資本業務提携
GFA株式会社は、N3株式会社と、Web3事業に関して資本参加を含む業務提携契約を締結することを決議したことを発表しました。 N3は、現代アーティストを中心に、Web3領域においてNFT、メタバースプ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集