注目のスタートアップ

空飛ぶクルマを開発する「テトラ・アビエーション」が4.5億円調達

company

2022年6月21日、テトラ・アビエーション株式会社は、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

テトラ・アビエーションは、空飛ぶクルマ(eVTOL)を開発しています。

2022年6月現在、ユーザーが購入可能な空飛ぶクルマ「Mk-5」を開発しており、2022年度中の引き渡しを予定しています。

今後、日米で一般公開可能な有人飛行などの飛行実験を実施し、米国でのアマチュアビルド市場における認証を取得します。

「Mk-5」は、施策4号機まで製造しており、2022年7月25日にウィスコンシン州オシュコシュで開催される「AirVenture2022」でコックピットのモックアップを展示する予定です。

今回の資金は、主に技術者の採用に充当します。

空を飛ぶ乗り物(エアモビリティ)は、旅客機やヘリコプターなどごく一部に限られていました。しかし、ここ数年の間で一般実用化に向けた構想の勢いが増しており、とくに実用化に向けてeVTOLの研究開発が進められています。

eVTOLとは、垂直離着陸可能なマルチコプターで、電気で駆動することを主な特徴としたエアモビリティです。

垂直離着陸機能は離着陸に大きな土地を必要としないため、日常的に利用するためには重要な機能です。

垂直離着陸できるエアモビリティとしてはヘリコプターがありますが、eVTOLは低い騒音レベル・低い操縦コスト・高い安全性といった点で勝っており、エアモビリティの普及のために重要な要件でもあります。

世界ではスタートアップの他にも、ボーイングやエアバスなど大手航空機会社などもeVTOLの開発に参入しており、実用化が近づいています。

テトラ・アビエーションは、2020年2月に最終飛行審査が行われた、1人乗りeVTOL開発コンペ「GoFly」において、プラット・アンド・ホイットニー・ディスラプター賞を受賞し、賞金10万ドルを獲得するという実績をあげています。

最新のプロダクトの開発には多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資だけではなく、ベンチャーキャピタルから出資を受ける方法や、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関するノウハウを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ eVTOL Mk-5 エアモビリティ テトラ・アビエーション モビリティ 株式会社 研究開発 空飛ぶクルマ 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「ドクターメイト」が「コールドクター」と業務連携 「夜間オンコール代行」サービスから夜間往診が可能に
2022年7月7日、ドクターメイト株式会社は、株式会社コールドクターと、業務連携を開始したことを発表しました。 ドクターメイトは、オンラインでの医療相談サービスと夜間オンコール代行サービスを組み合わせ…
オンライン型ファクタリングサービス「OLTAクラウドファクタリング」を提供する「OLTA」が25.3億円調達
2023年6月21日、OLTA株式会社は、総額約25億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 OLTAは、オンライン完結型のファクタリングサービス「OLTA(オルタ)」や、「OLTA」…
「VMK」が資金調達 学生無料のコワーキング・スペース「Voltage」を6/1にオープン
2020年6月23日、株式会社VMKは、銀行融資とクラウドファンディングにより資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Voltage」を2020年6月1日(月)にオープンしたことを発表しました…
ナノ分離膜を用いた革新的CO2回収技術を保有する「Carbon Xtract」に「九州大学」が出資・事業参画
九州大学は、2023年5月に双日株式会社が主体となって設立したCarbon Xtract株式会社に、出資による事業参画を行うことを発表しました。 Carbon Xtractは、分離ナノ膜を用いて大気か…
2020年最大の米IPO スノーフレイク、時価総額7兆円
米国ベンチャー企業のスノーフレイクが2020年9月16日、ニューヨーク証券取引所に新規株式公開(IPO)を果たしました。同社は、ビッグデータの保管・分析を手掛ける企業です。 初値は245ドルとなり、公…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集