注目のスタートアップ

会話サマリーAI電話「ピクポン」を提供する「pickupon」が2.4億円調達

company

2022年6月15日、pickupon株式会社は、総額2億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

pickuponは、会話サマリーAI電話「pickupon(ピクポン)」を開発・提供しています。

「pickupon」は、電話で話した内容のサマリーをAIがテキストと音声で作成し、自動入力・共有するサービスです。

顧客との会話内容を自動的にチームのワークスペースに共有することで、営業の架電シーンにおける入力漏れの防止、入力コストの削減を実現します。

今回の資金は、顧客との対話を理解し、複数のインサイトの提供を実現する「ユーザーインサイトの検索エンジン」の開発を強化します。

また、テキストから音声へインターフェースの変革が起こる未来を見据え、音声入力技術を向上させていきます。

音声は、声の抑揚などの感情、会話するタイミング、会話の内容、会話量の配分など非常に複雑な要素が絡み合っています。

そのため従来までのテクノロジーでは音声を詳しく数値化することは難しかったのですが、AI技術が発展したことで、音声からさまざまなデータを可視化できるようになっています。

音声のテキスト化はもちろん、感情やコミュニケーションの質の可視化が実現され、とくに営業における電話やコールセンターの業務効率化などに活用されています。

「pickupon」は、営業における通話内容をテキスト化し、重要なポイントをピックアップするため、文字起こしや要約作業を大きく効率化できるAI電話です。また、業務効率化だけでなく、通話内容が1次情報として残るため、組織全体で顧客の生の声を活用し、企業の成長につなげることもできます。

顧客体験の重要性が高まっている現在では、顧客の生の声は顧客のニーズを掘り起こし適切な施策を行うための貴重なデータでもあります。AI電話などのツールを導入し、貴重なデータを取得できるようなシステムを構築することが肝心です。

AIはこれまでなかったようなサービスを次々誕生させています。業務効率化に大きく貢献するサービスもあるため、自社に最適なものを導入すると良いでしょう。「冊子版創業手帳」では、社内システムの構築のノウハウについて詳しく解説しています。業務効率を向上させるツールを導入し、ビジネスを加速させましょう。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI pickupon サマリー テキスト ピクポン 会話 作成 入力 共有 営業 株式会社 自動 自動化 資金調達 電話 音声
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

中小企業・スタートアップ向けにバックオフィス業務のデジタル化支援事業などを展開する「Wewill」が1億円調達
2022年10月14日、株式会社Wewillは、総額1億200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Wewillは、バックオフィスリモートサービス(経理・労務)や、SaaS導入支援事業、業務変…
製造業の業務プロセスの標準化を促進するSaaS「WALL」など提供の「SUPWAT」が1.5億円調達
2022年2月24日、株式会社SUPWATは、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 製造業における研究開発・設計・生産領域において蓄積されたデータを活用し、業務プロセスの標…
不動産仲介会社向け営業支援システム「プロポクラウド」提供の「Housmart」が「フォーメンバーズ」と業務提携
2022年5月24日、株式会社Housmartは、株式会社フォーメンバーズと、業務提携を行うことを発表しました。 Housmartは、不動産仲介会社向け営業支援SaaS「プロポクラウド」を提供していま…
映像クラウド・プラットフォーム運営の「セーフィー」が「キヤノン」から9.8億円調達
2019年9月26日、セーフィー株式会社は、9億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社です。 セーフィーは、防犯カメラ・監視カメラのた…
日本のものづくりブランドの承継と成長に取り組む「forest」が10億円調達
2023年11月13日、forest株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開してい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集