注目のスタートアップ

鏡型デバイス「Fitness Mirror」を提供する「One Third Residence」が6,000万円調達

company

2022年6月9日、株式会社One Third Residenceは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、既存投資家のHUAI I PRECISION TECHNOLOGY CO., LTDです。

HUAI I PRECISION TECHNOLOGYは、台湾の液晶パネル大手・友達光電(AUO Group)の子会社で、モニター事業、スイッチング電源・フィルタ回路器などの電子部品や、大型ゲーム機の生産などを行っています。

One Third Residenceは、等身大の鏡(姿見)型のオンラインデバイス「Fitness Mirror」を提供しています。

姿見にモニターが内蔵されており、映像と自分の姿を同時に映すことで、正しい姿勢でのトレーニングをサポートします。

35種類・400本以上のフィットネス・ウェルネスコンテンツの提供や、毎週35本以上の講師による生配信での動画レッスンの提供を行っています。

2022年4月から、「Fitness Mirror」本体とフィットネス・ウェルネスコンテンツの使い放題サービスを月額9,350円(税込)で利用できるレンタルプランを開始しています。

HUAI I PRECISION TECHNOLOGYからの出資を「Fitness Mirror」の製造・生産、アプリ開発に至るまでの包括的な目的で受託することで、安定的なサプライチェーンと製品クオリティの確保し、高機能を追求します。

新型コロナウイルスの流行により以前のように気軽に外に出られなくなりました。

自宅で過ごす人が増えたことで、運動やフィットネスの需要が高まりました。しかし、密な空間であるジムやフィットネスクラブに通うことは憚られるため、自宅でできるオンラインフィットネスが急激に注目されたのです。

これまでフィットネスサービスの多くはジムなどの施設で提供されていました。

しかし入会や体験などのハードルが高く、続けられるかどうかも定かではないため、潜在的なニーズはあっても利用者が急激に拡大することはありませんでした。

コロナ禍によって増加したオンラインでのフィットネスサービスは、自宅でフィットネスを行えますし、入会や退会も気軽に行うことができます。そのため、その市場を大きく拡大しているのです。

一方でオンラインフィットネスのクオリティについては、オフラインでのフィットネスには及ばないことがあります。

オンラインフィットネスではマンツーマンでインストラクターが指導してくれるサービスもありますが、スマートフォンやタブレットといった小さな画面ではよく見えず、もどかしい気持ちを抱くことも少なくないでしょう。

また、スマートフォンやタブレットを床においてレッスンを受ける場合、目線が下がってしまいます。こうした環境では姿勢が悪くなり、フィットネスやトレーニングのパフォーマンスが悪くなります。オンラインフィットネスの効果を最大化させるには、正しい姿勢を促すような専用のデバイスが必要となるのです。

ミラー型のトレーニングデバイスは、コロナ禍による自宅でのフィットネス需要の高まりを受けてアメリカで登場したサービスです。

トレーニングの映像を見ながら自分の全身を確認できることが大きな特徴で、他のトレーニングマシンとは違い、使わない時には鏡として利用でき場所を取らないことがメリットです。

心身の状態は仕事をするために重要です。また、人を雇う場合、自分だけはなく従業員の状態も管理しなくてはなりません。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、ストレス・チェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AUO Group Fitness Mirror HUAI I PRECISION TECHNOLOGY One Third Residence ウェルネス オンライン コンテンツ スマート・ミラー デバイス トレーニング フィットネス フィットネスミラー レッスン レンタル 動画 姿見 映像 株式会社 講師 資金調達 配信
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ARを使ったシューティング・バトル・ゲーム開発の「Graffity」が1億円調達
2020年1月21日、Graffity株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ARシューティング・バトル「ペチャバト」を開発・提供しています。 現在は、チーム戦を行うことが可…
「gooddaysホールディングス」が飲食・小売向け注文システムプラットフォーム「NEW PORT」などを手がける「スカイファーム」の株式を取得(持分法適用関連会社化)
2023年7月20日、gooddaysホールディングス株式会社は、スカイファーム株式会社が実施する第三者割当増資全ての引受けにより、持分法適用関連会社化することを決議したことを発表しました。 スカイフ…
「Facilo」が2億円調達 不動産に特化したコミュニケーションクラウドを正式リリース
2023年2月22日、株式会社Faciloは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、「Facilo(ファシロ)」を正式リリースしたことも併せて発表しました。 「Facilo」は、不…
高速3Dプリンターを開発・製造・販売する「グーテンベルク」が3,000万円調達
2022年5月27日、株式会社グーテンベルクは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グーテンベルクは、FFF式3Dプリンターを開発・製造・販売しています。 2022年6月から、…
フードデリバリー「menu」 「auスマートパスプレミアム」会員の配達料を無料に
2022年6月1日、menu株式会社は、「auスマートパスプレミアム」の会員向けに、「menu」利用時の配達料が無料になるサービスを開始したことを発表しました。 menuは、フードデリバリーサービス「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集