国際物流サービスをワンストップで提供する「エフシースタンダードロジックス」に「D Capital」が資本参加

tips

2022年5月30日、エフシースタンダードロジックス株式会社とグループ企業の中外海運倉庫株式会社は、D Capital株式会社が運営する「D Capital 1号投資事業有限責任組合」が出資する特別目的会社の資本参加を受け、D Capitalを資本・事業パートナーとして迎えることを発表しました。

エフシースタンダードロジックスは、アジアをベースとした物流サービスを事業の中核とし、広範なネットワークを構築して顧客のニーズに応える国際物流サービスを一気通貫で提供するフォワーディング事業を展開しています。

ほかに、航空便より安く、船便より速い、中国からの荷物に特化した海上輸送サービス「海上速達便」や、デジタルフォワーディングサービス「D2D」を展開しています。

「D2D」は、中国から日本に製品を輸入する輸入貿易における海上輸入の手続きを簡素化・最適化できる物流サービスです。

海上コンテナ船の輸送サービス、日本国内における輸入通関、配送手配をひとつのプラットフォームで提供しています。

D Capitalが有するキャピタル、ネットワーク、テクノロジーを活用し、日本と世界を結ぶ国際物流のDXを目指します。

貿易は国と国をまたいだ取引であり、多様な利害関係者(ステークホルダー)が存在するため、非常に複雑で流動的なプロセスになります。

そしてこの取引に関わる情報伝達においては、書類・エクセル・電話・メールなどの多種多様な手段が使われており、非効率的な業務となっています。

その複雑さと関係者が多いことから、効率化を実現するためのデジタル化が難しく、デジタル化が進み始めたのはここ数年の話です。

貿易では、荷主と、航空会社や海運会社など貨物を輸送する業者(キャリア)の間に立ち、国際輸送を円滑に遂行するフォワーダーという事業者が存在しています。

フォワーダーは、キャリアからスペースを買い取りそれを必要とする荷主に再販売するといったことから、荷主に最適な物流の構築、特殊な貨物輸送のサポートといった、貿易全般にかかわる業務を行っています。

この手間がかかる貿易業務をデジタルの力によって効率化したフォワーダーをデジタルフォワーダーと呼びます。

今後、貿易のデジタル化はさらに進み、フォワーダーからこれまでの貿易では考えられないような革新的なサービスが登場する可能性もあります。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用し業務効率化を図ることが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ サービス ネットワーク フォワーダー フォワーディング ワンストップ 中国 国際物流 株式会社 海運 物流 船便 貿易 輸入 輸出 輸出入
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

Web3関連コンサルティングなどWeb3事業を展開する「HashPort」が9億円調達
2023年1月20日、株式会社HashPortは、総額約9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 HashPortは、ブロックチェーンプロダクト・暗号資産の信頼性についてのシステム監査・新規取扱…
生産者と外食産業をつなぐSNS&仕入れアプリ「フレマル」がリリース
2021年6月21日、株式会社スマイルファームは、「フレマル」を2021年6月18日にリリースしたことを発表しました。 「フレマル」は、生産者と外食産業をつなぐ食の総合プラットフォームです。 生産者は…
傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する「Nature Innovation Group」が資金調達
2023年6月8日、株式会社Nature Innovation Groupは、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達は、2023年3月にシリーズAエクステンションラウンドにて、JR 東日…
AIによるプロファイリング技術の「AIQ」が2億円調達
AIQ株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 人工知能(AI)によるプロファイリング技術をもとに、“企業と個人の新しい繋がりを創るプラットフォーム”を提供しています。 効率的…
アバターカウンセリングにより従業員のメンタルを整える「MentaRest」を提供する「Flint」が7,200万円調達
2022年10月26日、株式会社Flintは、総額約7,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Flintは、企業従業員向けのアバターカウンセリングサービス「MentaRest(メンタレス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集