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ユーザーの分身であるパーソナル人工知能「P.A.I.」を開発する「オルツ」が35億円調達

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2022年6月1日、株式会社オルツは、総額約35億円の資金調達を実施したことを発表しました。

オルツは、デジタルクローン「P.A.I.」の開発や、AIを活用した自動議事録サービス「AI GIJIROKU」、Web会議の映像自体も瞬時に書き換えるリアルタイム通訳「AI通訳」などのAIソリューションの開発・提供を行っています。

「P.A.I.」は、個人の意思をデジタル化(デジタルなクローンを作成)し、クラウド上に配置することでデジタル作業を肩代わりさせることを目的としたAIです。

今回の資金は、Voice-to-Text(音声からテキストへの変換)市場でのシェア獲得や、「P.A.I.」事業の加速のため、プロモーションや、人材採用、研究・開発に充当します。

AI技術は、画像・動画解析や、音声認識・解析などの自然言語処理など、様々な領域で活用されるほどに発展しています。

いまやビジネスにおいて効率化を実現するシステムのほとんどにはAIが搭載されており、これまでは実現できなかった大幅な効率化を実現しています。

音声データはテキストや画像と比べ、活用が難しいデータのひとつです。また、大体は音声そのものではなく、話されている内容が重要であることが多いため、音声を一度テキストに変換してから処理をするという方法が一般的です。

たとえば、Web会議システムなどでは話された内容を自動でテキストに変換し書き起こしを行うといった機能が搭載されていることがあります。ほかにもコールセンターなどでは話された内容をテキストに変換して蓄積することでよりデータ活用を容易にし業務の効率化を図っています。

ビジネスの現場では音声によるコミュニケーションや業務が多く行われています。そのため音声をテキストへと変換し、そのデータを活用するのは大きなニーズがあるのです。

デジタル時代において企業の利益を最大化させるためには、テクノロジーを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。

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カテゴリ 有望企業
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