注目のスタートアップ

コーディング試験サービス「HireRoo」運営の「ハイヤールー」が2億円調達

company

2022年5月31日、株式会社ハイヤールーは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ハイヤールーは、コーディング試験サービス「HireRoo(ハイヤールー)」を運営しています。

エンジニア候補者の技術力を測るためのコーディング試験サービスです。

AIによる自動採点機能や、解答の過程を再生できるプレイバック機能などにより、リモート下での技術評価も支援しています。

2022年1月から正式版を提供しています。2022年5月現在、導入企業数は約50社、累計選考数は3,000件を突破しています。

今回の資金は、開発・運営組織の強化、機能拡充、顧客サポート体制の整備に充当します。

今後、採用時の試験活用だけでなく、社内エンジニアの評価・育成のためのサービスをリリースする予定です。

デジタル化の加速に伴い、企業におけるソフトウェアエンジニア人材の重要性はさらに高まっています。

IT系では、新規事業への挑戦やプロダクトの改善のためには優秀なエンジニアが必要となります。

近年はエンジニアの採用プロセスで、コーディング試験を導入する企業が増えてきています。

理由としては、AmazonやIntelなどの超大手企業が導入をはじめたこと、スキルの高度化・多様化により人材を適切に評価することが難しくなったことなどが挙げられます。

特にエンジニアの技術を定量化することは難しく、多くはコーディング試験と担当者によるコミュニケーション(技術的なディスカッションなど)を通じてエンジニアを評価することとなります。

新型コロナの影響でオンラインでの人材採用も多くなった状況では、新たな採用手法が求められています。これに伴いコーディング試験サービスもオンラインに対応した機能が求められています。

株式会社ハイヤールーのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ハイヤールー 代表取締役 葛岡宏祐氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

・サービス改善開発のための採用人件費
・コーディング試験の更なる普及のために必要な広告宣伝費

・今後の展望を教えてください。

今後はエンジニア採用だけでなく、採用後の社内のエンジニア評価・育成に使えるサービス等に進化させることで、採用のみならず、母集団の形成から、見極め、更にその先の評価育成までHireRoo上で出来るべくソリューションになります。

強いエンジニアリング組織を作るならHireRooは必須だよねと、そんなことを実現するサービスにしたいと思います。

・読者へのメッセージをお願いします。

日本はものづくりで発展した国ですが、新しい時代を作るのに必要なものづくり、すなわちインターネットの世界においては後進国になりかけています。

そんな中先進を走るアメリカ等で実践されている手法がまだまだ実践されていないのが現状です。

HireRooを通じて日本のエンジニアリング組織を強くし、日本からGAFAのようなグローバルテック企業が輩出されるよう、今後も精進してまいります。

優秀な人材は企業の成長に欠かせません。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用のノウハウについて詳しく解説しています。創業期における採用は大きな投資となります。しっかりと準備をして臨むとよいでしょう。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI HireRoo IT エンジニア コーディング サービス テスト ハイヤールー プログラマー 人材採用 技術 採用 株式会社 試験 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

植物肉「ミラクルミート」を開発・製造する「DAIZ」が「日清製粉グループ本社」と資本業務提携
2022年9月2日、DAIZ株式会社は、株式会社日清製粉グループ本社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造しています。 大豆…
「日本IBM」が「中小機構」用の起業・経営相談用チャットボットを開発
日本アイ・ビー・エム株式会社は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が提供する「E-SODAN(イーソーダン)」の開発を支援し、本格的に運用を開始したことを発表しました。 「E-SODAN」は、IBM C…
ロボティクス・プラットフォーム提供の「Rapyuta Robotics」が物流ソリューションの「モノフル」と資本業務提携
2020年2月17日、Rapyuta Robotics株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、日本GLP株式会社のグループ会社である株式会社モノフルと資本業務提携し、物流施設の自動化…
クラブを3Dスキャンしてメタバース化する「DiscoverFeed」 7/23からサービス開始
2022年6月17日、DiscoverFeed株式会社は、「DiscoverFeed」のサービスを2022年7月23日から本格的に開始することを発表しました。 また、韓国の、Nubreed Enter…
YouTuberと企業をつなぐマッチングプラットフォーム「Talema.」提供の「GANGAN」が1億円調達
2022年7月20日、GANGAN株式会社は、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 GANGANは、YouTuberと企業をつなぐマッチングプラットフォーム「Talema.(タレマ)」…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集