注目のスタートアップ

アプリでしか買えないカレー「TOKYO MIX CURRY」を展開する「FOODCODE」が4億円調達

company

2022年5月25日、株式会社FOODCODEは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

FOODCODEは、アプリでしか買えないカレー「TOKYO MIX CURRY」を展開しています。

「TOKYO MIX CURRY」は、アプリからカレーの辛さ・トッピング・ご飯の量をカスタマイズして事前注文し、指定した日時に店舗でカレーを受け取る、OMO型のカレー専門店です。

当初はテイクアウトのみで展開していましたが、コロナ禍によりニーズが高まったことにより、自社デリバリーサービスの展開も行っています。

オンラインをベースとすることで、ユーザーへの付加価値の向上、オペレーションコストの削減、需要コントロールの実現など、新たな飲食モデルの構築に取り組んでいます。

「TOKYO MIX CURRY」の運営を通じ、完全内製で飲食店に必要なプラットフォームを開発しています。

今回の資金は、「TOKYO MIX CURRY」のさらなる成長に必要なサービス開発・改善、テイクアウト店舗数の拡大、オフィス導入数の拡大、カレー以外のメニューへの領域拡大、システムプラットフォームの他社提供などの新事業の展開などに充当します。

飲食業界は新型コロナウイルス感染症の流行により、大きな打撃を受けることとなりました。

コロナ以前から人手不足に苦しんでいた飲食店は、コロナ禍で生き残っていくために、より省人化・効率化や、高付加価値化といった取り組みが重要となりました。

また、テイクアウトやデリバリーのニーズの高まりもあり、新たにテイクアウト・デリバリーに参入する飲食店が急激に増加し、それに伴いオンラインを活用したマーケティングが重要となり、飲食店のデジタルシフトが進んでいます。

こういった状況から、完全キャッシュレス・モバイルオーダーのみといった、オンラインに軸足を置いた飲食店も登場し注目を集めています。

またデジタル化したことで顧客のデータの高度な収集・分析が可能となるため、それをマーケティングや商品開発に活かすこともできます。

スタートアップでは、カスタマイズサラダ専門店「CRISP SALAD WORKS」が早くからオンラインや完全キャッシュレス化に取り組んでおり、新たな顧客体験を提供する飲食モデルとして注目されています。

今後、FOODCODEが飲食においてどのようなモデルを作り上げていくのか注目が必要です。

累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の飲食に特化した別冊「飲食開業手帳」」では、出店に関するノウハウや、資金繰りの改善方法、スタッフの採用・教育など、飲食店の開業に必要なノウハウを提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ FOODCODE OMO TOKYO MIX CURRY アプリ カレー テイクアウト デリバリー 事前注文 専門店 店舗 株式会社 構築 資金調達 運営 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

3Dアイテムに特化したNFTマーケットプレイス「MetaMart」などを展開する「Suishow」が「ピアズ」と業務提携
2022年7月27日、Suishow株式会社は、株式会社ピアズと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 Suishowは、メタバースとブロックチェーンによる新しい価値の創出を目指す、東京大学・早…
高血圧治療用アプリなど「治療アプリ」を展開する「CureApp」 米投資会社「カーライル」が70億円のマイノリティ成長投資を実施
2022年8月16日、株式会社CureAppは、カーライル(本社:米国ワシントンD.C.)からマイノリティ出資を受け、戦略的提携を発表しました。 カーライルによる投資額は約70億円です。 CureAp…
不動産売買特化型の電子契約・契約書管理サービス「Release」開発の「GOGEN」が1億円調達
2022年4月21日、GOGEN株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 GOGENは、不動産売買特化型の電子契約・契約書管理サービス「Release(レリーズ)」を開発していま…
イヤホン型脳波計とニューロテクノロジーAIを開発する「VIE STYLE」が1.8億円調達
2022年1月13日、VIE STYLE株式会社は、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イヤホン型脳波計によって脳波を取得し、独自開発のAIエンジンによって集中道・ストレ…
店舗向け集客一元化プラットフォーム「口コミコム」などを運営する「mov」が資金調達
2025年1月15日、株式会社movは、資金調達を実施したことを発表しました。 これによりシリーズBラウンド全体での調達額は総額30億円に達し、累計調達額は50億円を突破しています。 movは、店舗向…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集