注目のスタートアップ

酸化ガリウムのエピウエハの開発・製造・販売を行う「ノベルクリスタルテクノロジー」が資金調達

company

2022年5月12日、株式会社ノベルクリスタルテクノロジーは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ローム株式会社です。

ノベルクリスタルテクノロジーは、β型酸化ガリウム(β-Ga2O3)エピウエハの開発・製造・販売や、パワーデバイスの開発を行っています。

2022年5月現在、100mnエピウエハ・基盤と2inchエピウエハ・基盤を製造・販売し、150mn基盤とパワーデバイスを開発しています。

今回の資金は、β型酸化ガリウムの事業化の推進に充当します。

半導体とは、電気を通す導体と電気をほとんど通さない絶縁体の中間の物質です。特定の状況下では電気を通したり、通しにくくしたりする伝導特性を持っています。

ほとんどの電子部品はこの半導体を素材として利用しています。半導体にはシリコン(Si)、シリコンカーバイド(SiC)、窒化ガリウム(GaN)などがあります。特にシリコンは、他の素材と比べて歴史も長く、使われている幅が広くなっています。

半導体を用いた電子部品を半導体デバイスといい、IC(集積回路)、メモリ、パワーデバイス(パワー半導体)など様々な種類があります。

その中でもパワーデバイスは、電源などの電力の制御や変換を担っている電子部品です。すべての電子機器はこのパワーデバイスを搭載しています。

以前までパワーデバイスの主たる素材はシリコンだったのですが、近年はワイドギャップ半導体が注目されています。

ワイドギャップ半導体とは、シリコンよりもバンドギャップ(価電子帯の電子と伝導帯の電子とのエネルギー差)が大きい半導体のことです。

バンドギャップが大きいと、高耐圧化や、低損失化、スイッチングスピードの高速化、デバイスの小型化などを実現することができます。

すでに、シリコンカーバイド(SiC)が高耐圧で、窒化ガリウム(GaN)が高周波の領域で製品化され、シリコンよりも高い性能を発揮しています。

そして、酸化ガリウム(Ga2O3)は、シリコンカーバイド・窒素ガリウムに次ぐ、第3の次世代パワーデバイス材料として注目されています。

酸化ガリウムは、シリコンカーバイド・窒素ガリウムよりもバンドギャップが大きく、理論上はシリコンカーバイド・窒素ガリウムよりも低損失のパワーデバイスを実現することができます。

また酸化ガリウムはシリコンカーバイド・窒素ガリウムよりも製造コストが低減できる可能性があるため、高性能かつ低価格を実現できるものとして大きく注目されています。

研究開発には多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ デバイス 半導体 株式会社 製造 販売 資金調達 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

アスリートに特化した推し活サービスを手がける「Back Dooor」が5300万円調達
2024年12月13日、Back Dooor株式会社は、総額5300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Back Dooorは、アスリート専用の推し活サービス「Back Dooor」を開発・…
多言語法律文書向け編集・管理システムなど提供の「日本法務システム研究所」が8,000万円調達
2019年12月19日、株式会社日本法務システム研究所は、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 多言語法律文書向けクラウド型編集・管理システム「LAWGUE(ローグ)」や、業務…
電気自動車を活用した電力需給調整システム開発の「REXEV」が7.4億円調達
2020年12月21日、株式会社REXEVは、約7億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 電気自動車(EV)を活用した電力需給調整システムの開発や、EV特化型カーシェアリング「eem…
資金調達支援の「SoLabo」が「日本商業不動産保証」と提携し中小企業・個人事業主の資金繰り支援を開始
2021年6月4日、株式会社SoLaboは、株式会社日本商業不動産保証と提携することを発表しました。 株式会社SoLaboは、完全成功報酬型の資金調達支援事業を展開しています。 株式会社日本商業不動産…
C向けセール・アンド・リースバック・サービス「CASHARi」開発の「ガレージバンク」4,500万円調達
2020年11月19日、ガレージバンク株式会社は、総額約4,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 C(個人)向けセール・アンド・リースバック・サービス「CASHARi(カシャリ)」を開発…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
無料冊子
創業手帳冊子版(無料) 補助金ガイド 創業手帳woman 飲食開業手帳