注目のスタートアップ

クラウド製品マスター「Lazuli PDP」を提供する「Lazuli」が5億円調達

company

2022年4月21日、Lazuli株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Lazuliは、AI技術を活用したクラウド製品マスター「Lazuli PDP(Product Data Platform)」を開発・提供しています。

複数の外部データベースに散らばっている商品マスターデータをAIによって名寄せし、活用しやすい形に整理・拡張するプラットフォームです。

今回の資金は、「Lazuli PDP」の機能向上やAPIなどの新機能の開発を目的とした開発体制の強化に充当します。

商品マスターとは、商品の詳細なデータが集約されたデータベースのことです。用途によって様々な種類が存在しており、必要となる各企業・組織・部署で独自に整備されています。

商品マスターは商品の情報を一覧・参照できる便利なデータベースではあるのですが、横断的に活用できないため、各所で限定的にしか活用されていないことが大きな課題となっています。

もし商品マスターが業界・企業を超えて標準化されれば、以前とは考えられないほど情報の流れがスムーズになり、多くの企業の業務が効率化されることでしょう。

しかしもうすでに多くの企業ではシステムが構築され、さらに膠着化しているため、この状況を変えるのは難しいものがあります。そのため、公開されいてる商品マスターを集約・整理し、横断的な利活用ができる総合的なマスターデータのカタログのようなものを構築する事業者もあらわれています。

一方でLazuliは、こういったマスターデータを自分たちで集めてデータベースを構築するというアプローチではなく、AIによる自然言語処理などの技術を活用することで、外部のマスターデータを活用しやすい形に変換して整理・拡張するプラットフォーム「Lazuli PDP」を提供しています。

DXの実現のためにはデータを利活用するためのシステムを構築する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの構築について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI クラウド データ データベース プラットフォーム 商品 整理 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不動産仲介会社向け営業支援システム「プロポクラウド」提供の「Housmart」が「フォーメンバーズ」と業務提携
2022年5月24日、株式会社Housmartは、株式会社フォーメンバーズと、業務提携を行うことを発表しました。 Housmartは、不動産仲介会社向け営業支援SaaS「プロポクラウド」を提供していま…
委託先・サードパーティ管理SaaS「Lens RM」を提供する「レンズ」が8.44億円調達
2025年2月5日、株式会社レンズは、総額8億4400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 レンズは、委託先・サードパーティ管理SaaS「Lens RM」を提供しています。 外部委託先・再委託…
データセントリックなAI開発プロセス全体を包括的に支援する「FastLabel」が資金調達
2024年9月9日、FastLabel株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 シリーズB全体の合計調達額が12.5億円、設立からこれまでの累計調達額が約19.5億円となりました。 Fast…
在庫分析クラウド「FULL KAITEN」を提供する「フルカイテン」が3.5億円調達
2023年11月27日、フルカイテン株式会社は、株式会社日本政策金融公庫からスタートアップ支援資金の新株予約権付融資によって3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の調達は20…
ペッパーを開発した林要氏が創業した家庭用ロボット開発企業「GROOVE X」が64億円調達!
平成29年12月4日、GROOVE X株式会社は、産業革新機構などから最大64億5000万円を第三者割当増資により調達する契約を締結したと発表しました。 産業革新機構は、18日に14億円を出資し、21…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集