注目のスタートアップ

クラウド型メールサービス「yaritori」提供の「Onebox」が4,000万円調達

company

2022年4月21日、Onebox株式会社は、総額4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Oneboxは、クラウド型のメールサービス「yaritori」を運営しています。

メールのみ対応・対応済みなどのステータスでメールを分類したり、メール返信担当者を設定できる機能により、複数人でのメール対応を簡単にするメールサービスです。

また、メールごとに社内メンバーでチャットが行うことができ、対応漏れなどを防止し、効率的なメール対応を実現することができます。

今後、個人アドレスの一元管理や、Slackなどとのツール連携をさらに強化し、社内外のコミュニケーションをシームレスに完結させることを目指していきます。

今回の資金は、さらなるプロダクト開発の強化に充当します。

「ビジネスメール実態調査2021」によると、仕事で使っている主なコミュニケーション手段の第1位は「メール」となっています。さらに98.9%と圧倒的に利用されていることもわかります。Slackなどのビジネスチャットが普及していることを考えると、これは予想外に大きな数字でもあります。

また、メールクライアントの利用率は「Outlook」と「Gmail」の2つがほとんどを占めており、多くの組織はこの2つのメールクライアントをベースに仕事が回っているといっても過言ではないでしょう。

しかし、Eメールが誕生して数十年経ちますが、メール業務において新たな体験を提供するプロダクトはほとんど提供されてきませんでした。メールは基本的に1対1のやり取りを前提としており、組織にメールを共有する場合、転送などを行いますが、それを行っていくうちに情報が混乱していきます。これがメールにおける大きな課題であり、ビジネスチャットなどへの転換が叫ばれている理由のひとつでもあります。

Oneboxは、複数人でのメール対応を効率化するクラウド型メールサービス「yaritori」により、メールという圧倒的に利用されているコミュニケーションをそのままに、新たな業務体験を提供しています。

Onebox株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Onebox株式会社 代表取締役 奥村恒太氏よりコメントが届きました。

・今後の展望を教えてください。

メールを共有・管理して効率化するということは実現できつつあるので、Slackなどとのツール連携をさらに強化して利便性を高めていくとともに、個人アドレスの一元管理やグループチャット機能などを追加し、社内外のコミュニケーションがシームレスに完結することを目指していきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

yaritoriは複数人でのメール対応を効率化できるサービスです。
さまざまな業界で利用いただいているので、仕事でメールを使っていてメール処理や情報共有でお手間を感じていましたら何らかのご活用方法をご提案させていただきます!

既存のシステムがある場合、新たなシステムを導入する際にはコストがかかります。しかし創業期はなにも導入されていないまっさらな状態なため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ クラウド コミュニケーション サービス チーム メール 株式会社 組織 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

東海圏でHR関連事業を展開する「東海エイチアール」が400万円調達
2019年10月31日、東海エイチアール株式会社は、総額400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 現在、一部の顧客に向けて、SES(準委託)と業務委託でのHRサービスを提供しています。 また…
人事・採用のパラレル・ワーカー・シェアリング・サービス運営の「コーナー」が「フリーランス協会」の「認定マッチング事業者」に採択
2021年3月22日、株式会社コーナーは、非営利支援団体一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(フリーランス協会)が運営する求人ステーションの「認定マッチング事業者」として…
麻酔などで解決できない痛み・不安を軽減するVRリラクゼーション「セラピアVR」を開発する「xCura」が資金調達
2024年2月8日、株式会社xCuraは、資金調達を実施したことを発表しました。 xCuraは、VRよってリラクゼーションを促す「セラピアVR」を研究・開発しています。 VRで呼吸の長さやタイミングを…
介護事業所向けリハビリ支援ソフト「リハプラン」を提供する「Rehab for JAPAN」が11.3億円調達
2023年2月1日、株式会社Rehab for JAPANは、総額11億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Rehab for JAPANは、介護事業所向けリハビリ支援ソフト「リハ…
植物由来有用成分の微生物発酵生産プロセスを開発する「ファーメランタ」が2億円調達
2023年6月14日、ファーメランタ株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファーメランタは、植物由来有用成分の微生物発酵生産プロセスの開発などを手がけています。 合成生物学を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集