注目のスタートアップ

医療ヘルスケア情報のオンラインファクトチェックサービス「メディコレWEB」提供の「メディコレ」が1億円調達

company

2022年4月4日、株式会社メディコレは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

メディコレは、医療ヘルスケア情報のためのオンラインファクトチェックサービス「メディコレWEB」を提供しています。

メディア記事・プレスリリース・営業資料など、医療・ヘルスケア情報を含むコンテンツをリリースする前に、専門医にオンライン上でファクトチェックとコメントを依頼できるサービスです。

エビデンス、医療現場の再現性、表現の適切さの3つの項目からチェックを行い、基準を全てクリアしたコンテンツに対して「第三者の専門医が問題がないと確認した」ことを認証するマークを付与します。

今回の資金は、「メディコレWEB」の追加開発、チームの採用などに充当される予定です。

スマートフォンの普及によりインターネットにアクセスできる環境が多くの人の手元にあります。これまで書籍や医師などの専門家からしか得ることができなかった医療やヘルスケアなどの専門的な情報もインターネットで手軽に手にいれることが可能になりました。

また、専門的な情報をかみ砕いてわかりやすく伝えてくれるメディアも多数あり、ユーザーはそういったメディアのほうを利用することも多いでしょう。しかしインターネットは広大であり、間違った情報が発信されていることも多く、そういった情報が検索エンジンの上位にくることもあります。

ほかにもSNSではフェイクニュースも問題となっています。医療やヘルスケア分野は間違った情報を受け取ると健康被害などにつながってしまう恐れがあるため、利用者のリテラシーの向上と、事業者側の対策の両方が求められています。

もちろん医療・ヘルスケア情報を扱うメディアでは、ほとんどの場合に医師による確認をとっています。一方で、自社とのつながりのある医師に個別で確認をとってもらうというケースが多く、確認に手間がかかること、その医師が専門でない場合があることなどが課題となっています。

メディコレは、オンライン上で専門医にファクトチェックを依頼できるサービス「メディコレWEB」の提供を通じ、上記の課題の解決を目指しています。

信頼できる情報は起業においても武器となります。「冊子版創業手帳」では、起業家・専門家の生の声から情報を精査し、本当に使える起業ノウハウだけを掲載しています。無料で入手できますので、ぜひご活用ください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ コンテンツ ヘルスケア メディア 医療 専門医 専門家 情報 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

知育玩具サブスク「トイサブ!」運営の「トラーナ」が3.7億円調達
2022年4月21日、株式会社トラーナは、総額3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トラーナは、乳幼児向けおもちゃ・知育玩具サブスクリプションサービス「トイサブ!」を運営していま…
合成生物学による天然由来希少有用成分の微生物発酵生産を手がける「ファーメランタ」が20億円調達
2025年8月29日、ファーメランタ株式会社は、総額20億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は48億円となりました。 ファーメランタは、合成生物学を用いた天然由来希少有用成…
観測ロケット・超小型人工衛星打ち上げロケット開発・製造の「インターステラテクノロジズ」が17.7億円調達
2021年12月17日、インターステラテクノロジズ株式会社は、総額17億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 観測ロケット「MOMO」と、超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」を…
【東京都】令和5年度第1回「事業承継支援助成金」
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度第1回「事業承継支援助成金」について発表しました。 事業承継、経営改善を実施する過程において活用する外部専門家等に委託して行う取り組みに対し、その経費の…
カレンダー共有アプリ提供の「TimeTree」19.6億円調達
2019年12月24日、株式会社TimeTreeは、総額約19億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートフォン向けカレンダー・シェア・アプリ「TimeTree(タイムツリー)」…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集