注目のスタートアップ

様々なペットサービスをワンストップで提供するアプリ「PETcierge」開発の「ペットシェルジュ」が2億円調達

company

2022年4月1日、ペットシェルジュ株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

ペットシェルジュは、様々な企業と連携し、あらゆるペットサービスをワンストップで提供する飼い主向けアプリ「PETcierge(ペットシェルジュ)」を運営しています。

様々なペットサービスのほかに、ペットが主役のSNS機能や、ペットの種類・ライフステージなどから検索できるペットのためのレシピサービス「ペットレシピ」、有料会員向けの獣医師オンライン相談サービス「いますぐ獣医師オンライン」も提供しています。

今回の資金は、ペットオンライン診療のシステム開発、エンジニアの採用、新規ユーザーの獲得を目的とした認知拡大の施策に充当されます。

少子高齢化によりペット全体の飼育頭数は減少傾向にあるものの、ペット市場自体は微増傾向にあります。これは、ペットの家族化が進んだことにより、1頭あたりの消費額が増加したことが主な要因であると考えられています。

そのため、高単価のペットフード(プレミアムペットフード)や、動物病院での診療への支出が大きく増加しています。これにより様々なペット向けサービスにも注目が集まっています。

ペットシェルジュが運営する「PETcierge」は、様々な企業と連携し、ペット向けサービスをアプリひとつで利用できるようにするものです。複数サービスへの登録が必要なくなるほか、これまでユーザーが知らなかったサービスへの集客を可能としています。

また、新型コロナウイルスの影響もあり、ヒト向けのオンライン診療の取り組みが加速しました。一方で、動物医療に関しては、まだ議論されている最中にあり、医師・患者(ペット・飼い主)双方が安心してペット向けオンライン診療に関わることができない状況にあります。

しかし、2021年3月に国から、養殖魚の遠隔診療について「初診でも可能」ということが明示されました。これによりペットの遠隔診療についても検討が進んでいき、近いうちにペットのオンライン診療についても初診でも可能になると考えられます。

新たなプロダクトや大きな機能の開発には資金調達が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法などを紹介しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ PETcierge オンライン診療 サービス ペット ペットシェルジュ ワンストップ 動物 株式会社 獣医 獣医師 相談 資金調達 遠隔診療
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スマートロック「SESAME」シリーズ展開の「CANDY HOUSE JAPAN」が5億円調達
2022年5月30日、CANDY HOUSE JAPAN株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 CANDY HOUSE JAPANは、スマートロック「SESAME(セサミ)」シ…
空飛ぶクルマを開発する「SkyDrive」が83億円調達
2025年7月4日、株式会社SkyDriveは、総額83億円の資金調達を発表しました。 SkyDriveは、空飛ぶクルマの開発と、ドローン関連サービスの提供を行っています。 2025年4月に、大阪・関…
空港送迎マーケットプレイス運営の「SmartRyde」が1.8億円調達
2021年10月6日、株式会社SmartRydeは、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 空港送迎マーケットプレイス「SmartRyde(スマートライド)」を運営しています…
レンタルモール「カウリル」やレンタル専用在庫管理ツール「ZAIKA」を運営する「TENT」が1.7億円調達
2023年5月19日、株式会社TENTは、総額約1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TENTは、レンタルモール「カウリル」や、レンタル専用在庫管理ツール「ZAIKA」を運営して…
現場の改善提案クラウド「Cayzen」を提供する「エイトス」が1.2億円調達
2022年12月2日、エイトス株式会社は、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エイトスは、現場の改善提案クラウド「Cayzen(カイゼン)」を提供しています。 「Cayze…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集