注目のスタートアップ

ISMSオートメーションツール提供の「SecureNavi」が1.3億円調達

company

2022年3月1日、SecureNavi株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)オートメーションツール「SecureNavi」を提供しています。

ISMSの構築・運用に必要な情報をクラウドサービス上に集約・管理し書類作成の負担を大幅に削減します。また、通常6カ月~1年かかるISMSの構築を4カ月に短縮します。

今回の資金は、情報セキュリティ担当者の業務効率化・セキュリティコンプライアンスへの準拠をサポートする新規事業の展開などに充当されます。

ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)とは、組織内の情報の取り扱いにおいて、気密性・完全性・可用性を一定の水準に保つための仕組みのことを指します。

噛み砕いていうと、組織内の情報の漏洩リスクを限りなく減らし、情報が改竄・削除されないようにし、情報を使いたいときに適切に使えるようにするためのシステムのことです。

DXやデジタル化を推進する企業が増え、企業・組織内でデジタルデータを取り扱うことや量が増大しています。

それに伴ってセキュリティインシデント(情報漏洩などの事故)や、サイバー攻撃の増加などのリスクが高まっており、企業・組織内では適切な情報セキュリティ対策が必要となっているのです。

ISMSはその情報セキュリティ対策を適切に実施するための仕組み・枠組みであり、このシステムを構築することで適切な対策を行うことができます。

また、一般財団法人日本情報処理開発協会が定めた評価制度「ISMS認証(ISO27001)」の認証を取得することで、対外的にも情報セキュリティ対策が万全であると示すことができます。

セキュリティ対策を取引の要件としている企業もあるため、ISMSの重要性はさらに高まっています。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ セキュリティ ツール 情報 株式会社 自動化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI技術のコンサルティング・開発・保守を行う「Spakona」が1.6億円調達
2025年7月29日、株式会社Spakonaは、総額1億6000万円の資金調達を発表しました。 Spakonaは、画像処理、3次元処理、数理最適化など、最先端AI技術のコンサルティング・開発・保守を行…
患者本人の末梢血による再生医療の事業化に取り組む「リィエイル」が5.8億円調達
2025年7月17日、株式会社リィエイルは、総額5億8000万円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約6.85億円となりました。 リィエイルは、患者本人の末梢血による再生医療…
グローバルコンサルティングファーム「SYNTHESIS」が5.8億円調達
2025年9月30日、株式会社SYNTHESISは、総額5億8000万円の資金調達を発表しました。 SYNTHESISは、グローバルコンサルティングファームです。戦略コンサルティングとAIを始めとする…
量子インターネット実現を目的とした量子中継器・量子通信システム・関連技術を開発する「LQUOM」が「東芝」から資金調達
2023年5月9日、LQUOM株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社東芝です。 LQUOMは、量子インターネット実現を目的に、量子通信システム・量子中継器・関連技術の開…
オンライン運動・発達支援サービス「へやすぽアシスト」を運営する「PAPAMO」が2億円調達
2024年12月10日、PAPAMO株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PAPAMOは、オンラインの発達支援プラットフォーム「へやすぽアシスト」を開発・運営しています。 オ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集